禅定(ぜんじょう)とは?

今回は、六度万行の5番目の「禅定」についてです。
「禅定」とは、「禅」とは心をしずめること、「定」とは、心を定めることで、
自分の行いを反省することです。
英語でいえば「セルフリフレクション(self-reflection)」です。

あなたの運命はどのように決まる?

あなたの運命はどうやって決まるのでしょうか。
まかぬタネは生えませんが、まいたタネは必ずはえる。
幸福も不幸も、すべてあなたの行いが原因なのだと
仏教で解き明かされています。

西洋のことわざにも
You reap what you sow.
ユーリープ ホワットユーソー。

(あなたは、自分がまいたものを刈り取る)
という言葉があります。

ですから、不幸や災難がきた時、自分の過去の行いを
反省できれば、向上があるのです。

逆に反省できなければ、同じ不幸が繰り返し襲ってきます。

失恋を繰り返す人は、
失恋を相手のせいにする傾向があると
アメリカの心理学の研究結果もあります。

自分のどこが悪かったのか反省する人は、
次はうまく行く傾向にあるようです。

反省すると、落ち込んでしまう?

反省は、幸せを生み出す善い行いですから、
反省によって、不幸が生じることはありません。

反省して自己嫌悪に陥ったり、落ち込んだり、うつになる、
というのは、まだ反省できていないのです。

たとえば、後で食べようと思って
冷蔵庫に入れておいたプリンが
知らないうちになくなっていたら、
「きっと妹が食べちゃったんだ」
と思って腹が立ちます。

ところが、考えてみると
「やっぱり自分が食べたんだった」
と思い出すと、腹立ちがすーっと消えてしまいます。

まだ腹が立っているとすれば、
心の中では人のせいにしているのに、
むりやり自分が悪いと思おうとするからです。

「自分をこんなにしたのは、あいつのせい、こいつのせい」
調子の悪い時、自分に不幸がきた時、
他人や環境に原因があると思いがちですが、
それは本当でしょうか。
一呼吸置いて、自分に落ち度はなかったのか、
振り返って見るようにしましょう。

自分が悪かったと分かれば、
相手を恨んでいた気持ちも、
すーっとおさまります。

不幸なのは、恨まれた人?それとも恨んでいる人?

Happiness consists in contentment.
ハピネス コンシスツ イン コンテントメント。

(幸せは満足によってできている)
という言葉があります。
才能や美貌、お金や財産、健康があっても、
ウラミや呪いの人生を送っている人があります。

逆に、何もなくても、周りに感謝して、生きる喜びいっぱいに
生きている人もあるのです。

幸せか不幸かということは、
どれだけの物を持っているかによって決まるのではありません。
心によって決まるのです。

心の豊かな人は、幸せですし、
心の貧しい人は、苦しみます。

恨まれている人が不幸なのではありません。
恨んでいる人が不幸なのです。

つまり、
この世でもっとも不幸な人は、
他人を恨み、世間を呪い、
感謝の心のない人なのです。

自分が悪かったとわかれば向上できる

あなたが不幸になるのは誰のせいでしょうか。
間違いなく、自業自得です。

失敗を真正面から見つめることができれば、
その不幸を引き起こした行いを反省して、
同じ失敗はせず、
しかも、今までになかった向上ができるのです。

実際、ライト兄弟はキティーホークで初の有人飛行に成功する前、
何度も墜落しました。

それを人や環境のせいにしていたら、飛行機はできたでしょうか。

リンカーンは上院選に2回落ちました。
ディズニーの最初のアニメ会社はつぶれました。

その失敗を見つめ、行いを反省し、向上したのです。

トーマス・エジソンは白熱電球を作るまでに失敗を
1万回くらい分析しました。

ジョン・ペンバートンは健康飲料を作る過程での
失敗を探った結果、
コカコーラを世に送り出しました。

アーサー・フライは接着力の弱い接着剤という
失敗の分析から、ポストイットを考え出しました。

あなたの不幸を乗り越えたところに、
すばらしい世界が広がっているのです。

何か不幸や災難が起きたときは、
他人のせいにせず、自分のたねまきを振り返り、
反省するようにしましょう。

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