占いをブッダが否定される理由

あなたは占いを信じてますか?

何か不安なことがあると、誰でも占いを少しでも信じたくなります。
例えば自分はどんな人と結婚するのか、いつ頃結婚するのか、
今の彼氏と相性はどうなのか。彼は私のこと本当はどう思っているのだろう……。
世の中不安なことだらけなので、それだけ占いにたよたくなります。

うまく行っているときは占いのことは忘れていても、
うまく行かなくなってくると、占いにたよりたい気持ちは強くなります。

ところが、仏教を説かれたブッダは、
占いは人生を誤る危ない行いだから、しないようにしようね
と教えられています。
一体どうしてなのでしょうか。

占いとは?

占いとは、未来の運命を知ろうとするものです。
でも同じように未来予測するものに、天気予報があります。
シンクタンクも未来予測を発表しますが、占いとはいいません。
それはなぜかというと、膨大なデータと、計算を根拠に
未来を予測するからです。そういうものは占いといいません。

また、人生でも、達人が
「そんな考え方では、苦労すると思うよ」とか、
「あの人はその器じゃないよ」などといいますが、
結構あたっていることがあります。

それというのも、その人の考え方や言動によって
将来を見通すからです。
このような「予言」も、占いとはいいません。

占いの拠り所

同じ未来予測でも、占いは、なぜ占いと言われるのでしょうか?

占いはそういうものとはまったく違う方法や根拠によって
未来を知ろうとするからです。
方法によって、占いは大きく3通りあります。

1つは、誕生日や星座の位置、生まれた場所など、
すでに決まっていることで運命や宿命を占う」ものです。
星座占いや、占星術がその代表例です。

2つには、その時の「偶然の結果を運命に関連づける」ものです。
例えば、おみくじや、易占い、タロット占い等です。
よく小さい女の子が、花びらを「好き」「嫌い」「好き」「嫌い」……
と1枚ずつとっていくのも、この一種です。

3つには、これから変わることもある何かの
今の姿を未来の運命に関連づける」ものです。
例えば、手相、人相、姓名判断、風水などがあります。

占いは、これらによって運命を知ろうとするのですが、
本当にこれで運命が分かるのでしょうか?

占いで運命が分かるの?

このような占いの関係者によると、
占いは統計学」と言って、
科学的、学問的な雰囲気を出そうとする人がありますが、
これらと運命の統計的な関係はまったくありません。

もし本当に、統計的に50%以上の確率で未来が分かる力があるのなら、
占い師は細かい占いサイトなどを作るのではなく、
明日の株価や、株を買った人の運命を占って、
FXやトレーディングで大金持ちになっているはずです。

また占い師に占ってもらう私たちにとっても、
占いにたよって株式投資や不動産投資をしたらどうなるでしょう。
投資は何も考えずにやったら普通は損をしますから、
不幸になること請け合いです。

ましてやお金よりももっと大切な、
結婚相手を決めるのに占いにたよるということは、
サイコロをふって出た目によって
ランダムに結婚相手を決めるのと同じ
ですので、
そんなサイコロに大切なあなたの運命をゆだねてはなりません。

ではお釈迦さまは、占いについてどう教えられているでしょうか?

ブッダは占いについてどう教えられている?

あるときお釈迦さまが、当時最強だったマガダ国の首都、
王舎城の道を歩いておられると、
路傍に、鉄で磨かれたり、火で焼かれるような
限りない苦しみを受けている人がいました。

それをご覧になられたお釈迦さまは、
目連尊者などのたくさんのお弟子たちに
「あの者は、過去世にこの王舎城の町で、女占い師をしていたのだ。
占いで料金をとって、多くの人を欺き、惑わせていた。
その罪によってすでに地獄に堕ち、限りない苦しみを受けていたのだが、
今もこのような身を受けて苦しみ続けているのだ」
と『雑阿含経』に教えられています。

このように仏教では「占いは多くの人を誤らせ、欺き惑わすもの」ですから、
本当ではないことを言ってお金をとるのは、ウソであり、詐欺なので、
自らのたねまきによって自らを苦しめる悪なのだと教えられています。

ではお釈迦さまは、運命はどのように決まると
教えられているのでしょうか?

ブッダはあなたの運命をどう教えられているの

お釈迦さまがさとりを開かれた内容は、
すべての結果には必ず原因がある
という因果の道理です。

ブッダのさとられた因果の道理によれば、
私たちの運命は、自分の過去の行いによって決まる
と教えられています。

それは、
善い行いをすれば、幸せな運命を生みだし、
悪い行いをすれば、不幸や災難を生みだし、
自分のまいたタネは自分が刈り取らねばならない
という因果応報の法則があります。

ですから、誕生日や生まれた場所がどこであっても、
今偶然ひいたトランプやおみくじがどうであっても、
手のシワがどんな状態でも、
そんなもので未来の運命が決まるのではありません。
これからの行いでいくらでも未来は変えることができます。

ではどうすればいいの?

このように、ブッダはさとりの智慧によって、
私たちの運命は、行いによって決まるものであり、
占いによって分かるものではないことを知られましたので、
地蔵十輪経』には、
吉凶の相を執じ鬼神を祭りて極重の大罪悪を生じ、無間の罪に近づく者あり
と説かれています。
吉凶の相を執じ」というのが、
おみくじやタロットなどをひいて吉とか凶とか、幸せや不幸を関連づける占いです。
無間」というのは、無間地獄のことで、
8つの地獄の中でももっとも苦しみの激しい世界です。

占いというのは、極重の罪悪で、大変な苦しい結果を引き起こすのです。

ですから、『華厳経』には、
占相を離れ、正見を修習し決定して深く罪福の因縁を信ずべし
と教えられています。

占相(せんそう)」というのは、占いのことです。
正見(しょうけん)を修習し」とは、
「ものごとを正しく見ましょうね、冷静に、ありのままを見ましょうね」
ということです。
罪福の因縁」とは、因果応報の因果の道理のことですから、
そんな占いに惑わされると、とんでもないことになって苦しみますよ、
はやく因果の道理を信じて、悪い行いをやめて善い行いを心がけるようにしましょうね

ということです。

ではどんな行いが「善い行い」で、幸せを引き寄せるのでしょうか。

どんな行いが幸せを引き寄せるの?

お釈迦さまは、幸せを引き寄せるたくさんの行いを、
6つにまとめて、「六波羅蜜(ろくはらみつ)」を教えられています。
たとえば、その中の1つの「布施(ふせ)」というのは親切のことです。
相手の立場に立って、相手が喜ぶ親切なことをすれば、
彼にも好かれて愛されますから、自分も幸せになれます。

占いにたよって何もしないよりも、お釈迦さまが教えられているように、
行いが運命を生み出す因果の道理を信じて、親切を心がけるだけで、
幸せがぐいぐいと引き寄せられ、幸せな二人になれるのです。

このように六波羅蜜の6つの行いを心がけていけば、
愛情にも満たされますし、
この世は幸せな人生を生きることができます。

ただ1つの確実な未来の運命

ところが、未来の運命の中で、
100%確実で、かなり不幸なことが1つだけあります。

それは死ぬことです。
死ぬのは、どんな人も一番嫌うことですが、
生まれたからには、死ぬことだけは
誰にも避けられません。

仏教では、死ななくなることはできませんが、
死が来ても崩れない変わらない幸福になる
ことが
教えられています。

ではどうすれば、死が来ても崩れない本当の幸福になれるのかについては、
メール講座と小冊子にまとめてあります。

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