イライラが抑えられない人のための怒りの解消法(原因と対策)

イライラとか怒りというのは、腹立つ心です。
よく、スーパーでたくさん並んでいるのにレジを打つ人が遅かったり、
信号や渋滞で長く待たされると、それだけでイライラします。

さらに、みんなの前でバカにされたり、茶化されたりすると、
カッとなりますが、一旦は我慢します。
しかしながら、あと一押しか二押しされて、堪忍袋の緒が切れると、
ついに口げんかやストリートファイトが始まります。

この、イライラしたり、カッとなったり、むかついたりする怒りの心を、
仏教では「瞋恚(しんい)」といわれ、
全部で108ある煩悩の中でも最も恐ろしい、三毒(さんどく)の一つです。

この怒りの対処を誤ると、人生が劇的に悪化して、地獄を呼ぶのです。

カッと怒ると頭が悪くなる

腹が立つと、頭が悪くなります。

他人が腹を立てたときなら、
「そんなことを言ったりやったりしたらどうなるか」は分かるのに、
自分が腹を立てたときは、我を忘れて、
先のことがまったく見えなくなります。

腹を立てれば立てるほど知能指数は下がっていき、
怒りの絶頂になると、IQ50以下の、
さらには精神障害レベルの言動をしてしまいます。

上司の一言に腹を立て、くってかかって左遷されたり、
会社を首になったり、収入を失い、家族も路頭に迷います。

赤穂浪士なら、
浅野内匠頭は、吉良上野介に腹を立て、殿中松の廊下で刀を抜き、
本人は切腹して命を失い、お家断絶になってしまいました。

殿中松の廊下で刀を抜くと、切腹というルールは知っていたので、
一瞬忍耐すればよかったのに、
カッと腹を立てると、前後の見境がなくなり、不幸な結末となったのです。

プロスポーツでも、対戦相手や審判の判定に腹を立て、
殴りかかる人もあります。
その結果、本人は退場、チームは敗退します。

頭では分かっているのですが、
怒りの炎が燃え上がると、頭が悪くなり、先のことが考えられなくなります。
そして、すべてを燃やし尽くしてしまい、
後で知能が戻ったときに、
「バカだった」と後悔するのです。

これを、
怒りは無謀に始まり、後悔に終わるものだ
といわれます。

なんと本人に怒っている自覚はない

怒りの心は、周りの人から見れば、
腹を立てているのは一目瞭然ですが、
なんと、本人には自覚がありません。

仲良く話をしていた人が、いつの間にか議論を始めます。
議論をすると、結局どちらも議論に勝つこともなければ、
得することはほとんどないのですが、無自覚のうちに
感情的になり、口げんかになっているのです。

気がついたときには、
「これはまずい」と思うのですが、
もはや引っ込みがつかなくなり、
ますますヒートアップしていきます。

普段は温厚な人も、ある特定の話題やトリガー単語が出ると、
急に腹を立てて始め、怒り散らすのですが、
本人は自覚がありません。

我を忘れて盛り上がっていきますので、
自分で気がつくのは、かなり時間が経ってからなのですが、
もはや手遅れです。
人は、無自覚のうちに、スムーズに怒りモードに移行し、
しばらくして辺りを見渡せば、焼け野原に一人立っているのです。

常に自分の心をよく見つめなければなりません。
では、イライラや怒りの原因は何なのでしょうか?

イライラや怒りの原因

イライラしたり、腹が立つのはどんなときかというと、
一言でいえば、自分の思い通りにならないときです。
仏教でいえば、欲の心が妨げられたときです。

他の人と意見が合わないとき、
自分の思い通りにならないから、腹が立つのです。

例えば、アメリカで夫婦が離婚する原因の一つに、
「夫が何度言っても、ゴミを出してくれないから」
というものがあります。

第三者から見ると「そんなことで離婚までする?」と思いますが、
夫が自分の思い通りにしてくれず、
バカにされている感じがして腹が立ち、
どうしても許せずに、ついには離婚にまで至るのです。

腹が立ったときには、ちょっと離れて客観的に見てみると、
案外それほど大問題ではないことに気づくかもしれません。

怒りの解消法

怒りの感情は解消しようとしなくても、
一時的で、しばらくすれば自然に解消し、おさまります。

長くても一晩寝れば、翌朝起きた瞬間からイライラし、
怒りに燃えているということはありません。

ですから、もし幸いにも、自分が腹を立てていることに、
自分で気づくことができた場合、どうすればいいのでしょうか?

それは、すぐにその場を離れて、怒りが消えるのを待つのが一番です。
しばらくおいて、お互い落ち着いてから、また仕切り直して話し合いましょう。

では、その場を離れられないときはどうすればいいのでしょうか。
それは、数を数えるなどして忍耐し、
口や身体に表さないようにするしかありません。

怒りの蛇を、口から出すのは下等の人間。
歯を食いしばって口に出さないのが中等。
胸に蛇は狂っていても、顔に表さないのは上等の人である

と言われます。

しかし怒りの心はなくならない

しかしながら、怒りがおさまったというのは、
怒りの煩悩がなくなったわけではありません。

私たち人間は、「煩悩具足」と仏教で教えられています。

具足」というのは、それでできているということですから、
人間は煩悩でできた、100%煩悩の塊だということです。

雪だるまから雪をとったら何もなくなってしまうように、
人間から煩悩をとったら何もなくなってしまいます。

ですから、怒りがおさまったというのは、
煩悩がなくなったわけではない
ので、
また思い通りにならないことがあると、
すぐにカーッと火がついて、怒りが再燃するのです。

このように、仏教を聞いて、自分の心を見つめて行くと、
自分はこんなに腹を立てていたのかと、
今まで気づかなかった自分の心が知らされて来ます。

怒りをコントロールできない人が幸せになる方法

仏教では、怒りの心などの煩悩は、
苦しみの「原因」と教えられているのですが、
苦しみの「根本原因」は、煩悩ではなく、別にある
と説かれています。

その、苦しみの根本原因をなくせば、
煩悩あるがままで煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)
煩悩がそのまま喜びの元となる、
絶対の幸福の身になれるのです。

その苦悩の根元は何かということは、仏教の真髄ですが、
メール講座と小冊子にまとめてあります。

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