六道とは?六道輪廻の解脱方法

六道」とは「ろくどう」とも「りくどう」とも言われますが、
りくどう」と聞くと、聞いた人は何のことか分かりにくいので、
ろくどう」が分かりやすいかと思います。

現代の日本では、仏教に説かれる六道は
死後ではなく心の中のこととたいていの人に思われていますが、
そう思っていると仏教はまったく意味がなくなり、
本当の幸せにもなれなくなってしまいます
ので注意が必要です。

六道は死後ではなく心のこと?

六道は、死後の世界ではなく、生きているときの心の状態」ととらえるのは、
非常に分かりやすい観念的な考え方で、
特にインテリに多い考え方です。

では、お経の至るところに説かれている
死後の地獄などの六道は、なぜ死後ではなく、
生きているときの心の状態と解釈できるのか聞くと、
少し勉強している人は、
お釈迦さまは死後のことを説かれなかったから
というかもしれませんが、
そのエピソードは1つだけで、
死後のことを説かれたところは何千何万とありますので、
公平に見て曲解となります。

また、地獄や極楽が心の中だけのことであれば、
腹が立ったときが地獄の心、
慈悲の心が起きたら仏の心とか極楽の心

と思うかもしれませんが、仏のさとりは、
そう簡単に開けるものではありません。
また、地獄の寿命は、一番苦しみの穏やかな等活地獄さえも、
人間界の50年を1日として、500年間あります。
計算すると、約900万年です。
本来、地獄はそんな簡単に抜け出せるような世界ではないのです。

仏教では、因果の道理を根幹として説かれていますので、
今の心の中にもあるから、
その結果、死後にもあるのです。

死は100%確実な未来ですから、
どんな人も、必ず直面します。

一体死ねばどんな世界に生まれるのでしょうか?

六道とは?

死んだらどんな世界に生まれるのかというと、
仏教では、すべての生き物は、自ら生みだした自分の世界に生きています。
ですから、世界は一つではなく、命の数だけ世界があります。
そのため、この世でも、あの人は人間なのに、上野動物園のダチョウに似ている、
という人もいれば、キリンに似ている、という人もいます。
たとえ同じ町に住んでいても、見えている景色は人によって全然違います。

ところが、それでは分かりにくいので、
お釈迦さまは、すべての生きとし生けるものを、
6つのカテゴリーに分けられています。
地獄餓鬼畜生修羅、人間、天上の6つです。

これを「六道(ろくどう)」といいます。
(5つにカテゴリー分けされた場合は
修羅を地獄や餓鬼、人間や天上など、時と場合によってどこか別のところに入れて
五趣(ごしゅ)」といわれます)

この6つの世界は、天上界も含めていずれも迷いの世界です。
それぞれどんな世界でしょうか。

地獄界は、最も苦しみの激しい世界です。
この世の溶鉱炉の火を地獄に持って行くと、霜か雪のようになってしまうとか、
この世の一番の苦しみを一滴の水とするなら、地獄は海の水のような苦しみだと説かれ、
その期間もケタ違いに長い、果てしない苦しみの世界です。
生き物を殺すと地獄に生まれますが、生まれてから今まで、虫けら一匹殺してもアウトです。

餓鬼界は、飢えと渇きでガリガリにやせ細り、骨と皮になって苦しむ世界です。
それでも食べたい物も食べられず、飲みたい物も飲めません。
生き物は殺していないけど、欲深く、ケチな人が餓鬼に生まれます。

畜生界とは、動物や鳥、昆虫の世界です。
弱肉強食で、自分より強い生き物に突然襲われて食われてしまう
理不尽な世界ですので、常に不安に怯えています。

生き物も殺さず、ケチでもなかったけど、
因果の道理が分からず、幸せな人をねたみ、他人の不幸を喜ぶ愚痴の心
畜生に生まれます。

この3つを「三悪道」といい、特に苦しみの激しい世界です。

修羅界とは、闘争の激しい世界です。
あの家は修羅場だというと、ケンカが絶えないということです。

人間界とは、苦しみも楽しみもある私たちの生きている世界です。
六道の中で唯一仏法が聞ける可能性があり、
仏教を聞けば六道から解脱(げだつ)できます。

天上界とは、六道の中では楽しみの多い世界ですが、
極楽浄土とは違って、やはり迷いの世界で、悲しみもあり寿命もあります。
さらに、年をとってくると、
それまで楽しかった分、地獄以上の苦しみを受けます。

仏教では、私たちは、これらの6つの苦しみ迷いの世界を、遠い過去から、
今日まで、生まれ変わり死に変わりを続けてきたと説かれています。
そして、車輪が際限なく同じところを回るように
これからも未来永劫、生死を繰り返し、苦しみ続けて行くと説かれています。
これを「六道輪廻(ろくどうりんね)」といいます。

では、六道輪廻を離れると、どこに生まれるのでしょうか?

六道輪廻を離れるとどこに生まれる?

六道輪廻を離れると、死ぬと同時に「浄土」に生まれます。
これを「浄土往生」といいます。
浄土」のことを「極楽」ともいいますから、
極楽往生」ともいいます。

このように、六道輪廻から離れることを「解脱(げだつ)」といい、
この「解脱」こそが仏教の目的です。
それは、生きているときに定まりますので、
この世から、いつ死んでも浄土往生間違いなしの変わらない幸福になれます。
これを絶対の幸福といます。

解脱の方法は、仏教にしか説かれていないのですが、
仏教は六道の中でも人間に生まれたときしか聞けませんので、
仏教を聞いて、絶対の幸福になることが、人界受生の本懐(ほんがい)であり、
人間に生まれた目的だと仏教では教えられています。

ではどうすれば、六道輪廻を解脱できるのでしょうか?

六道輪廻を解脱する方法

では、どうすれば、この六道輪廻を解脱できるのでしょうか。
それには大きく分けて2つあります。

一つは、地獄へ堕ちる殺生罪などを造らないようにして、
六道輪廻を引き起こす怒りねたみそねみ煩悩をなくすように
修行する方法です。これには、出家して、大変な難行を長期間する必要があります。
そして、修行の途中で気を抜いて悪を造ってしまうとゼロからやり直しになります。

もう1つは、煩悩はそのままで、煩悩よりももっと深い
六道輪廻の根本原因をなくす
ことです。
この場合は出家も修行も必要なく、
生きている今生になくすことができるのでオススメです。

煩悩ではない仏教に説かれる迷いの根本原因については、
分かりやすいように以下のメール講座と、小冊子にまとめておきました。

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