終活(しゅうかつ)の意味

終活(しゅうかつ)」とは、
かつて社会人生活を始める際に「就活(就職活動)」をしたように、
今度は、人生の終わりを意識し始めた人が、
自分の一生を総括し、人生の終わりに備える活動です。
2009年頃できた言葉ですので、まだ新しい言葉です。

ここでは、終活の意味や目的、どんなことをするのかという7項目、
そして、終活でたいていの人が後悔するポイントについて、
事前に知って頂ければと思います。

終活の意味の変化

終活はもともと、日本の少子高齢化という時代背景から、
自分が死んだとき、あまり子供に迷惑はかけられないと、
他人への迷惑を最小限に抑えるために、
自分で死の準備をしようとするところから始まりました。

そんな他人に迷惑をかけない為の終活をやってみたところ、
自分にとっても、人生全体を振り返って自分の人生を総括し、
残された人生をよりよく生きる意味があることが
分かってきています。

では、どんなことをするのでしょうか。

就活の7つの項目

たいていの人が行っている就活には、
以下の7つがあります。

ステップ1.エンディングノート
ステップ2.お金の計画
ステップ3.終末期医療の意思表示
ステップ4.介護を受ける準備
ステップ5.葬儀関係
ステップ6.持ち物の整理
ステップ7.遺言関係

それに加えて、ほとんどの人が気づいていない盲点がありますが、
ここで概要を把握できるように、
順をおって、おおまかに見ていきましょう。

ステップ1エンディングノート

エンディングノートとは、終活に関することを書き込んで、
全体像を把握し、情報を家族に残すものです。
自分でまっさらなノートに書いてもいいですが、
最近では色々なエンディングノートが市販されていますので、
自分に合うものを、ステップ1で、まず1冊買います。

エンディングノートに書く内容は、
・自分の人生の歴史
・親族や友人知人の情報
・財産の情報(貯金・証券・保険・不動産・年金・借金等……)
・終末期の介護や医療にかんする要望
・葬儀に関する要望
などです。

自分の人生を振り返って、やり残したことをやったり、
いざという時には、家族の負担を軽減します。
ただし、遺言書と違って、法的な拘束力はないので注意が必要です。

ステップ2.お金の計画

次に、これからのお金の計画をします。

まず、財産の一覧表を作りましょう。
保有資産の一覧表を作ると、資産の合計が分かります。

このとき、投資の組み替えや
保険の契約の見直しもできます。
借金があると家族に迷惑がかかりますのでなるべく返し、
相続人が知らずに相続して大きな負債を背負うことのないよう、
借金も一覧表に書いておきましょう。

これらの資産の整理は1回で終わりではありません。
できるだけ長生きして頂いて、
そうするとどんどん変化して行きますので、
定期的に整理整頓することを習慣化しましょう。

ステップ3.終末期医療の意思表示

日常生活の関係では、
見守り契約後見契約があります。

見守り契約には、認知症など、
いざという時に本人の代理はできませんが、
後見契約の場合はできます。

判断力が低下したときに、人権を守ってもらうことができますが、
本人の代理ができるので、信頼できる人にしましょう。

次に、生命維持をしないと死んでしまう、終末期となったとき、
どんな医療をしてほしいかを意思表示しておくことができます。
救急処置延命治療について、事細かく希望することができます。

関連して臓器提供の意思表示カードというのもあります。

親族が遠くにいる場合は、
葬儀や埋葬など死後の事務委任契約が必要になる場合もあります。

ステップ4.介護を受ける準備

年をとってくると、だんだん外出がめんどうになってきて、
車を駐車場に入れるのも勝手が違うようになってきて、
認知症になり、寝たきりにになります。

介護サービスには、訪問介護デイサービスに通うなどの
在宅サービスや、施設に入所するサービスがあります。

施設に入所すると安くても300万以上はかかりますし、
在宅でも年間数十万はかかります。
家をバリアフリーに改修したり、
一人で心配な場合は様々な種類のある
安否確認サービスに加入したりします。

ステップ5.葬儀関係

最近は、通夜や葬儀をせずに、病院から直接火葬場へ運ぶ
直葬」を希望する人も少しずつ増えてきましたが、
葬儀を行う場合、家族だけの家族葬でも、
たいてい合計100万円以上はかかりますので、
その分のお金の準備が必要です。

葬儀は、もともとお釈迦さまが教えられたことではありませんが、
遠くの家族や親戚などは、仕事を休んででも、
多くの人が集まる機会ですので、亡くなられた方をご縁に、
家族や親戚が仏法を聞き、本当の幸せになるための
仏縁を結ぶご縁となります。

ステップ6.持ち物の整理

多くの人が、一番関心があるのが、持ち物の整理です。

家族に見られると恥ずかしいものもありますし、
自分が生きた証を残したいというのは誰もが思うことですが、
残念ながら、遺品が残ると、残された人はどうやって処分しようか
とても困り、すぐに捨てられてしまいます。

そこで、持ち物の整理をします。

代表的なものが、書籍、衣類、趣味関係です。
それぞれ、欲しい人にあげたり、
図書館やリサイクルショップ等に持って行きます。

また、写真はデジタル化してかさばらないようにします。
この時、ついでになるべく若い状態の遺影を撮っておくといいかもしれません。
最高のクオリティにしたいときは、
スタジオでプロのカメラマンに撮ってもらいます。
そして、遺影の保管場所は、エンディングノートに書いておきましょう。

ステップ7.遺言書

あらおかし 喧嘩の種を かき集め
という歌があります。

死ねば子供たちのケンカの原因になる金や財宝を
一生懸命かき集めていることの愚かさを歌ったものです。

そして、現実問題として、
遺言書がなければ、配偶者、子供、親、兄弟という順の
相続する権利のある人が集まって、
民法に定められた割合で遺産分割協議が行われ、
たいてい争いが起きます。

泣いた目が たちまち光る カタミ分け

自分が稼いだわけでもないものを、自分のもののように思い、
少しでもたくさんもらおうと、家族や親戚同士、骨肉相食む争いとなり、
弁護士が入って、一生口もきかないくらい、
自分の死後、一族がバラバラになることもあります。

欲の心が引き起こす惨劇ですが、
そんな煩悩で苦しむたわけ者が私たちです。
残された人が仲良くできるようにしてあげましょう。

遺言書には一定のルールがあり、
それが満たされないと法的に無効になります。
費用はかかっても、専門家に任せましょう。

人生最大の盲点

これで大体、エンディングノートなどを活用して、
自分の人生を振り返って、生まれてからの今までの要約と、
これから臨終までの人生の全体を見渡せましたでしょうか。

自分の人生というのは、こんなようなものです。

これで9割くらいの人が後悔するのが、
これが人生というものなのか。
 こんな人生でよかったのか、
 無駄な日々を過ごしてきたのではないか

ということです。

あなたは、これで終活の見通しも立ち、
いつ人生が終わっても
人間に生まれてよかった
という満足はあるでしょうか?

「人間に生まれてよかった」どころか、
ここまでほとんどの人が忘れているのが、
人間に生まれてきたのは何のためなのか
という人生の目的です。

この人間に生まれてきた本当の生きる目的を知り、
それを果たさなければ、終活も終わりませんし、
人生は終われません。

今までは、その重大性が分からなかったかもしれませんが、
本当の生きる目的が分からなければ、
自分の人生は何だったのだろう」と
これまでの大変な苦労が報われなくなってしまいます。

その本当の生きる目的は、仏教に明らかにされていますので、
それをメール講座と小冊子にまとめておきました。

人生を終わる人が共通して言うのは、
人生はあっという間だった」ということです。
人生はすぐに終わって行くので、早めに対策するようにしましょう。

関連記事

目次(記事一覧)へ