仏教用語や関連する言葉の意味を、あいうえお順に分かりやすく解説しています。
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あ行
| 仏教用語 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 愛 | あい | 私たちを苦しめる煩悩の一つ |
| 愛別離苦 | あいべつりく | 愛する人や物と別れる苦しみ。誰も避けることができない人生の8つの苦しみ四苦八苦の1つ。 |
| 悪 | あく | 苦しい運命を生み出す行い |
| 諦め | あきらめ | あきらかにみる。真理を明らかに見ること |
| アショーカ王 | あしょーかおう | インドを統一し、インド史上最大の領土を統治した王。仏教に帰依し国の内外に仏教を広めた。 |
| 悪口 | あっこう | わるぐち。誹謗中傷 |
| 阿修羅 | あしゅら | 争いの絶えない世界に住む人 |
| 阿那律 | あなりつ | 十大弟子の一人で全盲。天眼第一といわれる。 |
| 阿難 | あなん | 十大弟子の一人。ブッダのいとこで、最も多くブッダの説法を聞いた多聞第一といわれる。 |
| あの世 | あのよ | 死んだ後の世界 |
| 阿鼻地獄 | あびじごく | 最も激しい苦しみの世界。無間地獄ともいう。 |
| 阿弥陀経 | あみだきょう | 浄土宗や浄土真宗でよく読まれる極楽へ往く方法を説かれたお経 |
| 阿弥陀如来 | あみだにょらい | 大宇宙の諸仏の王であり先生。阿弥陀仏ともいう。 |
| 阿弥陀仏 | あみだぶつ | 大宇宙の諸仏の王であり先生。阿弥陀如来のこと。 |
| 阿羅漢 | あらかん | 小乗仏教の最高のさとり |
| 阿頼耶識 | あらやしき | 私たちの永遠の生命 |
| 有難う | ありがとう | 現在はお礼の言葉。元々は有ることが難しいという仏教の言葉 |
| アングリマーラ | あんぐりまーら | お釈迦さまのお弟子の一人。出家前に多くの人を殺したが、お釈迦さまに導かれてあっという間に悟りを開いた。 |
| 安楽死 | あんらくし | 病気などで苦しんでいる人を安らかに死なせること |
| 怒り | いかり | 思い通りにならないとき腹が立つ心・仏教では瞋恚(しんに)という。 |
| 生きがい | いきがい | それを目標として生きる力がわくような楽しみ |
| 生き方 | いきかた | 生きる手段 |
| 生きる意味 | いきるいみ | 私たちが人間に生まれた意味・人生の目的 |
| 生きる目的 | いきるもくてき | 何のために生まれてきたのか、何のために生きているのか、なぜ生きねばならないのか。生きる意味 |
| 一期一会 | いちごいちえ | 茶道から発生し、仏教の影響を受けた言葉。人との出会いのみならず、すべてのことはただ一度であるということ。 |
| 一休 | いっきゅう | とんちで有名な一休さん。室町時代の僧侶。変わった言動が多く、禅宗から浄土真宗に改宗した。 |
| 一切皆苦 | いっさいかいく | すべては苦しみであるという真理。仏教の旗印である四法印の1つ。 |
| 位牌 | いはい | 故人の戒名が書いてある木製や金属製の板。仏教ではなく儒教の習慣。 |
| いろは歌 | いろはうた | 五十音を一文字ずつ使ってお経のお言葉を和訳した歌 |
| 因果応報 | いんがおうほう | 自分の行いに応じた報いを受けること |
| 因果の道理 | いんがのどうり | 因果律に基づく運命の法則・仏教の根幹 |
| インド哲学 | いんどてつがく | インドで成立した思想 |
| 因縁 | いんねん | 原因のこと。詳しくは因と縁の2つに分けられる。 |
| 因明 | いんみょう | インドの論理学。ディグナーガ(陳那)によって大成された。 |
| 嘘 | うそ | 事実と異なることを言うこと・仏教では妄語(もうご)という。 |
| 有頂天 | うちょうてん | 28種類の天上界でも最高の世界 |
| ウパーリ | うぱーり | 十大弟子の一人。持律第一といわれる。 |
| 生まれ変わり | うまれかわり | 死んだ後、別の生命に生まれること |
| 有無同然 | うむどうぜん | お金や物の有無にかかわらず苦しみ悩みがなくならないこと |
| 占い | うらない | 偶然を運命に結びつける未来予想。仏教では事実無根の嘘として排斥される。 |
| 盂蘭盆会 | うらぼんえ | 『仏説盂蘭盆経』に基づく夏の仏教行事。お盆ともいう。 |
| 盂蘭盆経 | うらぼんきょう | お盆の由来になっているお経 |
| 浮気 | うわき | 特定の相手がいるのに他の人と肉体関係を持つこと |
| 噂 | うわさ | 本人のいないところでその人の話をすること |
| 運命 | うんめい | 自分の人生に起きるできごと |
| 縁起 | えんぎ | 縁って起きるということで、この世のすべてには原因があるということ |
| 閻魔 | えんま | 地獄の王。死ぬまでの行いによって死後の世界を言い渡す裁判官 |
| 王舎城の悲劇 | おうしゃじょうのひげき | 仏教の歴史上最大の悲劇 |
| 往生 | おうじょう | 阿弥陀如来の救い・生きているときの往生と死後の往生の2つある。 |
| 往生要集 | おうじょうようしゅう | 源信僧都の主著。お経やその解釈の中から、浄土往生に重要なお言葉を集めたもの |
| 大原問答 | おおはらもんどう | 京都の大原で法然上人vs他の仏教学者全員とで争われた日本仏教始まって以来の大論争 |
| 鬼 | おに | 現在の日本でイメージされる角が生えて虎の皮のふんどしをつけ、金棒を持つ鬼は仏教に説かれる地獄の獄卒 |
| お盆 | おぼん | 『仏説盂蘭盆経』にもとづく夏の仏教行事。盂蘭盆会ともいう。 |
| 親孝行 | おやこうこう | 親の恩に報いること |
| 怨憎会苦 | おんぞうえく | 会いたくない人や物と会わなければならない苦しみ。誰も避けることができない人生の8つの苦しみ四苦八苦の1つ。 |
| 厭離穢土 欣求浄土 | おんりえど ごんぐじょうど | 六道を離れ、浄土往生する身になることを勧められた『往生要集』のお言葉 |
か行
| 仏教用語 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 戒定慧 | かいじょうえ | さとりを開く方法 |
| 戒名 | かいみょう | 出家して受戒し、仏弟子になったときの名前。死後につけるのは誤り |
| 戒律 | かいりつ | さとりへ向かうための決まり |
| 餓鬼界 | がきかい | 飢えに苦しむ世界 |
| 陰口 | かげぐち | 本人のいないところでその人を悪く言うこと |
| 迦旃延 | かせんねん | 十大弟子の一人。論議第一といわれる。 |
| 神 | かみ | 未開人が大自然に意志があると思って擬人化したもの |
| 迦留陀夷 | かるだい | 数々の問題を起こしながらも救われたお釈迦さまのお弟子。 |
| カルマ | かるま | 行い。運命を生み出す働きがある |
| 鑑真 | がんじん | 奈良時代、5回の失敗と失明を乗り越え、日本に戒律を伝えた中国出身の僧侶 |
| 邯鄲の夢 | かんたんのゆめ | 人生が夢のようなものであることを教える中国の故事 |
| 観音経 | かんのんぎょう | 天台宗や真言宗などでよく読まれているお経の1つ。『法華経』の一部。 |
| 観音菩薩 | かんのんぼさつ | 弥勒菩薩に次いで有名な菩薩。阿弥陀如来の慈悲を表す菩薩 |
| 観無量寿経 | かんむりょうじゅきょう | 浄土宗や浄土真宗で非常に重視されている浄土三部経の一つ。地球上で初めて絶対の幸福に救われた人をどのように導かれたかが説かれている。 |
| 祇園精舎 | ぎおんしょうじゃ | お釈迦さまの時代の代表的な寺。祇樹給孤独園精舎(ぎじゅぎっこどくおんしょうじゃ)ともいう。 |
| 綺語 | きご | 心にもないおべんちゃら、ぶりっこ、媚びること |
| キサー・ゴータミー | きさー・ごーたみー | 子供を亡くした苦しみから、お釈迦さまに導かれ、救われた女性 |
| 鬼神 | きじん | 死んだ人間や動物の霊魂に宮を作って祀ると鎮座して人間に禍福を与える力があると信じたもの |
| 偽善 | ぎぜん | 偽りの善 |
| 祈祷 | きとう | 神や仏に現世利益をお願いする行為。仏教では否定される。 |
| 経典 | きょうてん | お釈迦さまの説かれた教えを書き残されたもの。お経ともいう。 |
| 虚無感 | きょむかん | 人生が無意味に感じられること。仏教に教えられる本当の生きる意味を知れば解消する。 |
| キリスト教 | きりすときょう | イエスを救世主と認めた人はこの世の終わりの裁判で神の国へ入れてもらえるという教え |
| キルケゴール | きるけごーる | 実存主義を創始したデンマークの哲学者 |
| 空 | くう | 一切に固定不変の実体はないこと。龍樹菩薩が因果の道理によって解明した。 |
| 空虚 | くうきょ | 生きる意味が分からない心 |
| 具足戒 | ぐそくかい | 出家の僧侶が守る決まり・男性二百五十戒、女性五百戒 |
| 愚痴 | ぐち | ねたみ、嫉妬、うらみの心 |
| 求不得苦 | ぐふとっく | 求めるものが得られない苦しみ。誰も避けることができない人生の8つの苦しみ四苦八苦の1つ。 |
| 鳩摩羅什 | くまらじゅう | 法華経や阿弥陀経を翻訳した三蔵法師 |
| 華厳宗 | けごんしゅう | 華厳経にもとづき法界縁起を教えた仏教の宗派 |
| 解脱 | げだつ | 輪廻から解き放たれたこと |
| 結婚 | けっこん | 夫婦になること |
| 外道 | げどう | 真理に外れた教え。大宇宙の真理である因果の道理に反した教え。仏教以外の全宗教 |
| 戯論 | けろん | 自らの救いに関係のない議論、答えの出ない議論 |
| 原始仏教 | げんしぶっきょう | 現在の経典は釈迦直接の教えではないとして語源や文化を根拠に経典成立を研究する近代の歴史学者の推定する想像上の教え |
| 玄奘 | げんじょう | 西遊記で有名な、唐の時代の三蔵法師 |
| 源信僧都 | げんしんそうず | 平安時代の僧。往生要集の著者。法然上人や親鸞聖人に大きな影響を与えた。 |
| 五位百法 | ごいひゃっぽう | 唯識で教えられる一切を構成する5つのカテゴリーの100の基本要素 |
| 業 | ごう | 行い・運命を生み出す働きがある。 |
| 後悔 | こうかい | 後から悔やむこと |
| 弘法大師 | こうぼうだいし | 空海ともいう。中国で密教を授かり体系化して真言宗を開いた。 |
| 五蘊 | ごうん | 私たちを構成している5つのもの |
| 五陰盛苦 | ごおんじょうく | 誰も避けることができない人生の8つの苦しみ四苦八苦の1つ。八苦のうち、前の7つを総括したもの。 |
| 五戒 | ごかい | 在家の人が守る五つの戒律 |
| 五月病 | ごがつびょう | やる気が起きなくなること |
| 極楽 | ごくらく | 阿弥陀如来の世界・極楽浄土 |
| 心の闇 | こころのやみ | 死んだらどうなるか分からない心。無明の闇ともいう。 |
| 後生 | ごしょう | 来世、死後の世界のこと。仏教の教えの上で非常に重要。 |
| 孤独 | こどく | 心の拠り所がなく、寂しいこと。仏教にはその解決が教えられている。 |
| 五比丘 | ごびく | お釈迦さまの最初のお弟子。憍陳如、阿説示、摩訶男、婆提、婆沙波の5人。 |
さ行
| 仏教用語 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 塞翁が馬 | さいおうがうま | 人生の禍福は予測できないという意味の諺 |
| 財施 | ざいせ | お金や物や労力を与えること |
| 最澄 | さいちょう | 唐で天台の教えを学び、日本に天台宗を伝えた。伝教大師ともいう。 |
| 賽の河原 | さいのかわら | 三途の川の河原。親に先立った子供が石を積んでは鬼に壊されることを繰り返している。 |
| 悟り(覚り) | さとり | 真理を体得すること。全部で52段ある。 |
| 差別 | さべつ | 生まれで不平等な扱いをすること・仏教は平等の教え |
| 三学 | さんがく | さとりを開く方法 |
| 三迦葉 | さんかしょう | 火の神を祀るバラモン教の修行者だったウルヴェーラ・カッサパ、ナディー・カッサパ、ガヤー・カッサパの3人兄弟。千人の弟子と共にお釈迦さまのお弟子となった。 |
| 三苦 | さんく | 浅い苦しみから深い苦しみまで分けられた3つの苦しみ |
| 懺悔 | さんげ | 自分の罪や悪を深く受け止めて二度としないこと |
| 三十二相 | さんじゅうにそう | 仏の32の優れた特徴 |
| 三聚浄戒 | さんじゅじょうかい | 大乗仏教で守る決まり。大乗戒、菩薩戒ともいう。 |
| 三途の川 | さんずのかわ | 死出の山路の後に渡る大河 |
| 三蔵法師 | さんぞうほうし | インドから中国へ仏教を伝えた翻訳家 |
| 三毒 | さんどく | 108の煩悩のうち最も私たちを苦しめる欲望と怒りと愚痴の3つ |
| 三宝 | さんぼう | あなたを幸せにする仏宝・法宝・僧宝の3つの宝 |
| 三法印 | さんぼういん | 仏教の旗印。仏教が真理であるあかし |
| 幸せ | しあわせ | 人が生きる目的。安心と満足。仏教には変わらない大安心大満足の世界が教えられている。 |
| 持戒 | じかい | 戒律を守ること・言行一致 |
| 色即是空 | しきそくぜくう | 物質があるのは因縁がそろっている間だけで固定不変な実体はないこと |
| 死苦 | しく | 死ぬ苦しみ。誰も避けることができない人生の8つの苦しみ四苦八苦の1つ。 |
| 四苦八苦 | しくはっく | 誰も避けることができない人生の8つの苦しみ |
| 自業自得 | じごうじとく | 自分の行いが自分の運命を生み出すこと |
| 地獄 | じごく | 最も苦しみの激しい世界 |
| 死後の世界 | しごのせかい | 死んだ後生まれる世界 |
| 自殺 | じさつ | 仏教では自分で生き物を殺すこと。ここでは自らの命を断つこと |
| 死者の書 | ししゃのしょ | チベット仏教で人が死んだ時に読まれる死んだらどうなるかが教えられた書物 |
| 四種の仏身 | ししゅのぶっしん | 私たちを救うために4通りに現れる仏のすがた |
| 四種法身 | ししゅほっしん | 真言宗でいわれる4通りに現れる仏のすがた |
| 四十九日 | しじゅうくにち | 死後49日目に行われる法事 |
| 四十二章経 | しじゅうにしょうぎょう | 中国へ伝えられた経典第一号と言われているお経。特に、禅宗で重視される。 |
| 四生 | ししょう | 四通りの生まれ方をするすべての生命・その生まれ方 |
| 四聖諦 | ししょうたい | 仏教に教えられる四つの真理 |
| 死生観 | しせいかん | 死に対する考え方 |
| 地蔵 | じぞう | 弥勒菩薩が現れるまで六道の衆生を導くようお釈迦さまから委託された菩薩 |
| 四諦 | したい | 仏教に教えられる四つの真理 |
| 七慢 | しちまん | 7通りの自惚れ心 |
| 嫉妬 | しっと | ねたむ心・仏教では愚痴という。 |
| 四天王 | してんのう | 帝釈天の臣下で、仏道修行を行う者を護る仏教の神 |
| 死の恐怖 | しのきょうふ | 自分が死ぬことに対する恐れ |
| 四馬の譬喩 | しばのひゆ | 我が身の無常に対する鈍さを4通りの馬にたとえて知らせようとされた教え |
| 慈悲 | じひ | 抜苦与楽の心 |
| 自分探し | じぶんさがし | 本当の自分の心のすがたを正しく知ること |
| 四門出遊 | しもんしゅつゆう | 後にブッダとなるシッダルタ太子が、出家を決意するきっかけとなったエピソード |
| ジャイナ教 | じゃいなきょう | 徹底した不殺生を特徴とするインドの宗教。六師外道の1つ。 |
| 邪淫 | じゃいん | 結婚相手以外と肉体関係を持つこと。十悪の1つ |
| ジャネーの法則 | じゃねーのほうそく | 年をとると年齢に比例して時間が経つのが早くなるという19世紀の心理学者ジャネーの発案した法則 |
| 娑婆 | しゃば | 人間が住む世界のことで、苦しみを耐え忍ばなければならない世界 |
| 舎利弗 | しゃりほつ | 十大弟子の一人。智慧第一といわれる。 |
| 終活 | しゅうかつ | 人生の終わりに備える活動 |
| 宗教の選び方 | しゅうきょうのえらびかた | 真実の宗教の判定基準 |
| 宗教の必要性 | しゅうきょうのひつようせい | 宗教だけにできる私たちに対する役割 |
| 執着 | しゅうじゃく | とらわれること。煩悩を別の側面から教えられたもの |
| 十大弟子 | じゅうだいでし | お釈迦さまの代表的な10人のお弟子 |
| 十二因縁 | じゅうにいんねん | 私たちの12の迷いの元。十二縁起ともいう。 |
| 十二縁起 | じゅうにえんぎ | 私たちの12の迷いの元。十二因縁ともいう。 |
| 修行 | しゅぎょう | さとりを求める実践 |
| 呪術 | じゅじゅつ | 憎しみや恨みから相手を不幸にしようとする方法。仏教では禁じられている。 |
| 出家 | しゅっけ | 世俗を離れて仏弟子になること |
| 須菩提 | しゅぼだい | 十大弟子の一人。無諍第一とか解空第一といわれる。 |
| 修羅界 | しゅらかい | 争いの絶えない世界 |
| 周利槃特 | しゅりはんどく | 何一つ覚えられなかったが悟りを開いたブッダのお弟子。十六羅漢の一人。 |
| 生苦 | しょうく | 生きる苦しみ。誰も避けることができない人生の8つの苦しみ四苦八苦の1つ。 |
| 上座部仏教 | じょうざぶぶっきょう | 元は仏教教団が最初に分裂した小さいほうの集団だが、現在はその一つの部派である分別説部が上座部を名乗っている。 |
| 生死一如 | しょうじいちにょ | 生と死は表裏一体の関係にあるということ |
| 盛者必衰 | じょうしゃひっすい | 栄耀栄華を手に入れて、絶頂にいたとしても、必ず衰え滅びる時が来るということ |
| 成住壊空 | じょうじゅうえくう | 因縁がそろったり離れたりして消滅と生成を繰り返すこと |
| 小乗仏教 | しょうじょうぶっきょう | すべての人が救われる仏教の教えを聞き誤った、小さい乗り物のような個人重視の教え |
| 精進 | しょうじん | 努力 |
| 聖徳太子 | しょうとくたいし | 日本に最初に仏教を広めた人 |
| 浄土宗 | じょうどしゅう | 専修念仏(他力念仏)によって救われるという仏教の宗派 |
| 浄土宗と浄土真宗の違い | じょうどしゅうとじょうどしんしゅうのちがい | 法然上人のお弟子によって開かれた浄土宗と浄土真宗の違い |
| 浄土真宗 | じょうどしんしゅう | 他力念仏は他力信心で称える念仏であるため他力の信心一つで救われることを明らかにした仏教の宗派 |
| 成仏 | じょうぶつ | 仏に成ること |
| 声聞 | しょうもん | 教えを聞いてさとりを目指す小乗仏教の人 |
| 初期仏教 | しょきぶっきょう | 現在の経典は釈迦直接の教えではないとして語源や文化を根拠に経典成立を研究する近代の歴史学者の推定する想像上の教え |
| 諸行無常 | しょぎょうむじょう | この世の一切は移り変わって行くという真理 |
| 除夜の鐘 | じょやのかね | 大晦日の夜に全国各地のお寺で108回つかれる鐘のこと |
| 自力 | じりき | 「自分の力」ではなく「自分の力で助かろうとする心」 |
| 自利利他 | じりりた | 自分が幸せになると同時に、他人を幸せにすること |
| 真言宗 | しんごんしゅう | 大日如来と一体になって即身成仏しようとする仏教の宗派。密教ともいう。 |
| 信心 | しんじん | 何かを心で信じること。幸せになるには捨てなければならない信心がある。 |
| 神道 | しんとう | 現世利益を祈る民俗宗教 |
| 瞋恚 | しんに | 怒りの心 |
| 親鸞 | しんらん | 浄土真宗の宗祖。修行を必要とせず、すべての人が救われる仏教を明らかにした。 |
| 真理 | しんり | いつでもどこでも変わらないこと。仏教ではすべての人が本当の幸せになれる真理を教えられている。 |
| 酔生夢死 | すいせいむし | 五欲のとりこになって酔ったように生き、夢のように消えてしまう儚い生き方 |
| スピリチュアルペイン | すぴりちゅあるぺいん | よく死が迫ったとき起きる人生の意味が分からない苦痛 |
| 星座占い | せいざうらない | 星座つまり生年月日から運命を知ろうとするもの。仏教では禁じられている。 |
| 勢至菩薩 | せいしぼさつ | 阿弥陀如来の智慧を表す菩薩 |
| 星宿 | せいしゅく | 星座のこと。星座占いは仏教では禁じられている。 |
| 施餓鬼 | せがき | 飢えや渇きに苦しむ餓鬼に飲食を施すこと。またはその法事 |
| 殺生 | せっしょう | 生き物を殺すこと。地獄に堕ちる行い |
| 雪山童子 | せっせんどうじ | お釈迦さまの過去世の修行の姿 |
| 禅宗 | ぜんしゅう | 先生からの以心伝心でさとりを伝えようとする仏教の宗派 |
| 禅定 | ぜんじょう | 心をしずめること |
| 先祖供養 | せんぞくよう | 先祖が死んで苦しんでいるだろうから楽にしてあげようとする行為。仏教の教えではない。 |
| 葬式 | そうしき | 死んだ人を葬る儀式 |
| 雑毒の善 | ぞうどくのぜん | 毒まじりの善、煩悩でやる善。人間のやる善の代名詞 |
| 僧侶 | そうりょ | 仏道を求め、伝える仏弟子 |
| 存在意義 | そんざいいぎ | 自分が生きている意味 |
た行
| 仏教用語 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 大迦葉 | だいかしょう | 十大弟子の一人。頭陀第一といわれる。 |
| 諦観 | たいかん | あきらかにみる。真理を明らかに見ること |
| 帝釈天 | たいしゃくてん | 仏道修行を行う者を護る仏教の神 |
| 大乗戒 | だいじょうかい | 大乗仏教で守る決まり。菩薩戒ともいう。内容は三聚浄戒 |
| 大乗非仏説 | だいじょうひぶっせつ | 大乗仏教は釈迦の説かれたものではない、という説 |
| 大乗仏教 | だいじょうぶっきょう | すべての人が救われるお釈迦さまの教えを正しく伝えた大きな乗り物のような仏教の教え |
| 大乗仏教の起源 | だいじょうぶっきょうのきげん | 救いに関係のない歴史学者の戯論 |
| 大日如来 | だいにちにょらい | 三蜜加持ができる人を即身成仏させる仏 |
| 提婆達多 | だいばだった | ブッダのいとこで、ブッダの命をつけねらった仏教最大の極悪人 |
| 大無量寿経 | だいむりょうじゅきょう | 『無量寿経』ともいわれる。七千余巻の一切経の中で、お釈迦さまが最も大事なことを説くと言われているお経 |
| タナトフォビア | たなとふぉびあ | 死恐怖症ともいう。居ても立ってもいられないほど死ぬのが怖い |
| ダライラマ | だらいらま | チベット仏教の指導者でかつチベットの君主 |
| 他力本願 | たりきほんがん | 他人の力に頼るというのは誤用。私たちを永遠の幸福に救う阿弥陀如来の本願の力 |
| 達磨 | だるま | 中国の禅宗の祖師。菩提達磨ともいう。インドから中国に禅宗を伝えた。 |
| 足るを知る | たるをしる | 欲望に振り回されず真理を明らかに観れば、富楽安穏の心になれると教えられたお言葉 |
| 断見 | だんけん | 死後は無になるという考え方 |
| 男尊女卑 | だんそんじょひ | 男性より女性を下に見て権利を制限する女性差別 |
| 旦那 | だんな | 布施をする人 |
| 歎異抄 | たんいしょう | 日本で最も読まれている仏教書。親鸞聖人の言葉を弟子が書き残したもの。 |
| 智慧 | ちえ | 真理をハッキリ知る仏のさとりの力。六波羅蜜の一つ |
| 畜生界 | ちくしょうかい | 動物の世界 |
| チベット仏教 | ちべっとぶっきょう | チベットを中心として、ネパールやブータン、モンゴルに広まっている仏教の宗派 |
| 偸盗 | ちゅうとう | 他人のものを盗むこと。 |
| 中道 | ちゅうどう | 八正道または十二因縁のこと。また、言葉を離れた真理のこと。 |
| 中年の危機 | ちゅうねんのきき | 人生の中頃、自分の人生を問い直し、生きる意味に思い悩むこと。ミッドライフクライシスともいう。 |
| 寺 | てら | 仏教を聞く聞法会場。僧侶が住む。 |
| テーラワーダ仏教 | てーらわーだぶっきょう | 上座部仏教の一部派である「分別説部」が上座部を名乗ったもの |
| 天上界 | てんじょうかい | 天人や神々の世界だが迷いの世界の一つ |
| 天上天下唯我独尊 | てんじょうてんがゆいがどくそん | 大宇宙広しといえども我々人間だけにただ一つの尊い使命があるということ |
| 天台宗 | てんだいしゅう | 一心三観によって即身成仏しようとする仏教の宗派 |
| 東条英機 | とうじょうひでき | 太平洋戦争時の首相。巣鴨刑務所で聞法し、絶対の幸福の幸福に救われた。 |
| 毒矢のたとえ | どくやのたとえ | 自らの救いに関係のない議論を教えられたたとえ |
| 泥棒 | どろぼう | 他人のものを盗むこと。仏教では偸盗という。 |
| 貪欲 | とんよく | 欲の心 |
な行
| 仏教用語 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 南無阿弥陀仏 | なむあみだぶつ | どんな人の苦しみ悩みの根元も絶ちきる働きを六字に表したもの。名号ともいう。 |
| 難陀 | なんだ | ブッダの異母弟。十六羅漢の一人。 |
| 南伝大蔵経 | なんでんだいぞうきょう | 南方上座部の伝えるパーリ仏典を日本語訳したもの |
| ナーガールジュナ | なーがーるじゅな | 龍樹とも言う。八宗の祖師と仰がれる仏滅後700年のインドの僧。空を因果の道理によって解明し、大乗仏教を基礎づけた。 |
| 日々是好日 | にちにちこれこうにち | 座禅によって至ったさとりの境地。中国の禅僧で雲門宗を開いた雲門文偃の言葉。 |
| 日蓮宗 | にちれんしゅう | 釈迦の一切経では助からないとして一切経にない日蓮の造語「南無妙法蓮華経」で助かろうとする教え |
| 二枚舌 | にまいじた | 仲のいい人の間を裂いて仲が悪くなるようなことを言うこと。両舌。離間語 |
| ニルヴァーナ | にるゔぁーな | 涅槃のこと。煩悩のなくなった最高のさとりの境地 |
| 忍辱 | にんにく | 忍耐 |
| 涅槃 | ねはん | 煩悩のなくなった最高のさとりの境地 |
| 涅槃寂静 | ねはんじゃくじょう | 仏教が究極の目的とするさとりの世界。仏教の旗印である三法印の1つ。 |
| 念仏 | ねんぶつ | 南無阿弥陀仏と称えること |
| 呪い | のろい | 憎しみや恨みから、相手の不幸を願うこと |
は行
| 仏教用語 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 墓 | はか | 主として明治政府が家制度を作った政策に由来する一家の象徴。仏教にはない。 |
| 墓参り | はかまいり | 墓へ行って先祖供養をする儒教由来の東アジアの習慣。インドにも仏教にもない。 |
| 八識 | はっしき | 私たちの八つの心 |
| 八宗綱要 | はっしゅうこうよう | 鎌倉時代に東大寺戒壇院の学僧、凝然が書いた平安時代までの仏教の8つの宗派の概説書 |
| 八正道 | はっしょうどう | さとりを目指す8つの修行 |
| 花祭り | はなまつり | お釈迦さまのお誕生日、4月8日 |
| バラモン教 | ばらもんきょう | 仏教以前のヒンドゥー教に西洋の学者がつけた名称 |
| 反出生主義 | はんしゅっしょうしゅぎ | 「生まれて来ないほうがよかった」という思想 |
| 般若心経 | はんにゃしんぎょう | 正式には『般若波羅蜜多心経』と言う。般若経の核心を簡潔に説き明かされたお経 |
| 彼岸 | ひがん | 阿弥陀如来の極楽浄土。春分の日と秋分の日に行う仏教行事 |
| 毘沙門天 | びしゃもんてん | 帝釈天の臣下で、仏道修行を行う者を護る仏教の神 |
| 病苦 | びょうく | 病の苦しみ。誰も避けることができない人生の8つの苦しみ四苦八苦の1つ。 |
| ヒンドゥー教 | ひんどぅーきょう | 神への儀式を中心としてカースト制度などの社会規範を教えるインドの民俗宗教 |
| 不安 | ふあん | 心配や気がかり。仏教には不安の根元と消す方法が教えられている。 |
| 普賢菩薩 | ふげんぼさつ | お釈迦さまの脇侍 |
| 不思議 | ふしぎ | 想像もできないこと |
| 不条理 | ふじょうり | 意味のないこと。哲学では、世界や人生の意味を知りたいのに見いだせないこと。仏教ではわかる。 |
| 布施 | ふせ | お金や物や労力を与えること、仏教の話をすること |
| 仏教学 | ぶっきょうがく | 仏教の学問。伝統的な仏教学と西洋由来の仏教学の二つある。 |
| 仏教の教え | ぶっきょうのおしえ | お釈迦さまの説かれた教え |
| 仏教の開祖 | ぶっきょうのかいそ | 仏教を開かれた方。お釈迦さま |
| 仏教の宗派 | ぶっきょうのしゅうは | お釈迦さまの説かれた七千余巻のお経の理解の違いによって分かれている色々の流派 |
| 仏教の宗派の違い | ぶっきょうのしゅうはのちがい | 現在も残る仏教の宗派の教えの一覧 |
| 仏教の宗派ランキング | ぶっきょうのしゅうはらんきんぐ | 現在も残る仏教の宗派の仏教の目的を基準としたランキング |
| 仏教の大学 | ぶっきょうのだいがく | 仏教を教える大学。現在の仏教学は西洋の文献学に基づく歴史学なので仏教の救いはない。 |
| 仏教の特徴 | ぶっきょうのとくちょう | 仏教と他の宗教の違い |
| 仏教の本 | ぶっきょうのほん | 仏教の本はどうあるべきか |
| 仏教の学び方 | ぶっきょうのまなびかた | 現代日本で仏教を学ぶ各種の方法とその功罪 |
| 仏教の歴史 | ぶっきょうのれきし | インドで説かれた仏教が日本へ伝えられるまでの経緯 |
| 仏事 | ぶつじ | 仏教の行事 |
| 仏像 | ぶつぞう | 石や木、金属で仏や菩薩をかたどった立体像 |
| ブッダ | ぶっだ | 目ざめた人。仏のさとりを開かれた人。お釈迦さま |
| 父母恩重経 | ふぼおんじゅうきょう | お釈迦さまが親の大恩十種を教え、報恩を勧められたお経 |
| 不倫 | ふりん | 結婚相手以外と肉体関係を持つこと。仏教では重い罪とされる。 |
| 富楼那 | ふるな | 十大弟子の一人。説法第一といわれる。 |
| 不老不死 | ふろうふし | 何歳になっても年老いることなく、死なないこと |
| 法事 | ほうじ | 仏教の行事 |
| 法施 | ほうせ | 仏教の話をすること |
| 法然 | ほうねん | 浄土宗の宗祖。法然房源空ともいう。平安時代末期から鎌倉時代初期に活躍した。 |
| 報復 | ほうふく | やられたらやり返すこと。仏教の教えに反する。 |
| 方便 | ほうべん | 変わらない幸せに導くために必要不可欠なもの |
| 法名 | ほうみょう | 生きているときに阿弥陀如来に救われ真の仏弟子になったときの名前 |
| 法華経 | ほけきょう | 諸経の王といわれ、天台宗が拠り所とするお経 |
| 菩薩 | ぼさつ | 菩提薩埵(ぼだいさった)の略で、真実の仏教を求める人 |
| 菩薩戒 | ぼさつかい | 菩薩の守る決まり。大乗戒ともいう。内容は三聚浄戒 |
| 星占い | ほしうらない | 星座つまり生年月日から運命を知ろうとするもの。仏教では禁じられている。 |
| 菩提 | ぼだい | 仏のさとり |
| 菩提心 | ぼだいしん | 仏のさとりを求める心・仏教を聞きたい心 |
| 法界縁起 | ほっかいえんぎ | 華厳宗で教えられる仏のさとりの世界 |
| 法相宗 | ほっそうしゅう | 五位百法を教え、すべてのもののすがたを明らかにしようとする仏教の宗派 |
| 仏 | ほとけ | 仏のさとりを開いた方。仏陀ともいう。 |
| 仏のさとり | ほとけのさとり | 低いものから高いものまで全部で52あるさとりの最高のさとり |
| 梵我一如 | ぼんがいちにょ | 大宇宙に満ちている生命原理である梵我が、自分であるというウパニシャッドの思想 |
| 梵天 | ぼんてん | 仏道修行を行う者を護る仏教の神 |
| 煩悩 | ぼんのう | 私たちを煩わせ悩ませるもの。全部で108ある。 |
| 煩悩即菩提 | ぼんのうそくぼだい | 煩悩がそのまま喜びに転じる仏教に教えられる究極の幸せ |
ま行
| 仏教用語 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 密教 | みっきょう | 大日如来と一体になって即身成仏しようとする教え |
| ミッドライフクライシス | みっどらいふくらいしす | 人生の中頃、自分の人生を問い直し、生きる意味に思い悩むこと。中年の危機ともいう。 |
| 身分差別 | みぶんさべつ | 生まれで身分や階級を決めて不平等な扱いをすること・仏教は平等の教え |
| 妙好人 | みょうこうにん | 仏教の教えによって救われた人 |
| 弥勒菩薩 | みろくぼさつ | 仏のさとりに最も近いさとりを開いている有名な菩薩 |
| 無我 | むが | 固定不変な私は存在しないこと |
| 無間地獄 | むけんじごく | 最も激しい苦しみの世界。阿鼻地獄ともいう。 |
| 虚しさ | むなしさ | 人生で何をすれば満足できるか分からないところから来る何をやっても無意味な感覚 |
| 無量寿経 | むりょうじゅきょう | 『大無量寿経』ともいわれる。七千余巻の一切経の中で、お釈迦さまが最も大事なことを説くと言われているお経 |
| 迷信 | めいしん | 間違った信仰や道理に合わないことを信じること。これらの誤りを正す合理的な教えが仏教 |
| 瞑想 | めいそう | 悟りを得るための修行 |
| 冥土の旅 | めいどのたび | 死んだ後行き先が決まるまでの旅路 |
| メメント・モリ | めめんと・もり | 「必ず死ぬことを忘れるな」という意味の西洋に古くから伝わるラテン語の格言 |
| 盲亀浮木のたとえ | もうきふぼくのたとえ | 人間に生まれる難しさを教えられたたとえ |
| 妄語 | もうご | 事実と異なることを言うこと |
| 目連 | もくれん | 十大弟子の一人。神通第一といわれる。 |
| 文殊菩薩 | もんじゅぼさつ | お釈迦さまの脇侍 |
や行
| 仏教用語 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 薬師如来 | やくしにょらい | 仏法を聞かせるために病気を治し、命を延ばす仏 |
| 耶輸陀羅 | やしゅだら | お釈迦さまの出家前の妻 |
| 唯我独尊 | ゆいがどくそん | 我々人間だけにただ一つの尊い使命があるというお釈迦さまの宣言 |
| 遺教経 | ゆいきょうぎょう | お釈迦様がお亡くなりになる最後の日に説かれたお経。御遺言。 |
| 唯識 | ゆいしき | この世のすべては因果の道理にしたがって阿頼耶識が生みだしているという仏教の教え |
| 維摩経 | ゆいまぎょう | 維摩居士という在家のお金持ちの活躍を説かれたお経。 |
| 欲望 | よくぼう | 欲の心・仏教では貪欲(とんよく)という。 |
ら行
| 仏教用語 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| ラーフラ | らーふら | ブッダの子供で十大弟子の一人。子供のうちに出家し、史上初の沙弥となった。密行第一といわれる。 |
| 離間語 | りかんご | 仲のいい人の間を裂いて仲が悪くなるようなことを言うこと。両舌。二枚舌 |
| 龍樹 | りゅうじゅ | ナーガールジュナとも言う。八宗の祖師と仰がれる仏滅後700年のインドの僧。空を因果の道理によって解明し、大乗仏教を基礎づけた。 |
| 良寛 | りょうかん | 江戸時代後期の僧。ひょうひょうとした生き方をしたが最後は阿弥陀如来の救いを求めた。 |
| 両舌 | りょうぜつ | 仲のいい人の間を裂いて仲が悪くなるようなことを言うこと。二枚舌。離間語 |
| 輪廻転生 | りんねてんしょう | 車の輪が回るように迷いの世界に繰り返し生まれ変わること。六道輪廻 |
| 霊魂 | れいこん | 人間や動物の死後変わらず続く魂。仏教では認めない。 |
| レゾンデートル | れぞんでーとる | 自分が生きている意味・存在意義 |
| 老苦 | ろうく | 老いる苦しみ。誰も避けることができない人生の8つの苦しみ四苦八苦の1つ。 |
| 六道輪廻 | ろくどうりんね | 地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上の6つの迷いの世界に車の輪が回るように繰り返し生まれ変わること |
| 六度万行 | ろくどまんぎょう | あらゆる善をまとめられた6つの善・六波羅蜜 |
| 六波羅蜜 | ろくはらみつ | あらゆる善をまとめられた6つの善・六度万行 |
| 六曜 | ろくよう | 大安や仏滅など日の善し悪しが人間の運命に影響するとする迷信 |
| 六根清浄 | ろっこんしょうじょう | 眼・耳・鼻・舌・身・意の6つが清らかになること |
わ行
| 仏教用語 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 惑業苦 | わくごっく | 悪い行いが苦しみを生み、その苦しみがまた悪い行いを生む悪循環 |
| 和顔愛語 | わげんあいご | 穏やかな笑顔で接し、優しい言葉をかけること |
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