仏教の宗派ランキング

仏教の宗派を比較して、ランキング付け、格付けしてみました。
格付けといっても、基準は1番仏教の目的にかなっているかどうか、でいってみます。
ぜひ参考にしてみてください。

仏教の宗派の特徴の違いは、こちらの記事もご覧ください。
仏教の宗派とは?種類一覧、分かれた意味を分かりやすく解説

仏教の宗派ランキング(人数)

仏教には、色々な宗派がありますが、どれがいいのでしょうか?
まずは手始めに、現在も存在する仏教の宗派を人数でランキングしてみました。

ランキング 宗派 人数
浄土真宗本願寺派
(西本願寺)
792万人
浄土宗 602万人
高野山真言宗 383万人
曹洞宗(禅宗 354万人
真宗大谷派
(東本願寺)
320万人
天台宗 153万人
法相宗 52万人
華厳宗 4万人

このデータは、文化庁の平成26年12月31日の
宗教統計調査結果」によります。
すると、日本最大の宗派は、浄土真宗でした。
2位も浄土宗、5位も浄土真宗と、
浄土仏教が圧倒的な人数です。

ですが、人数が多いからといって、
すばらしいとは限りません。
次に、教えの内容からランキングしてみました。

仏教の宗派ランキング(教え)

仏教の宗派を、教えでランキング(格付け)すると、
以下のようになります。

どのような基準から、このランキングになるかというと、
仏教の目的にかなっているかどうかです。

では、仏教の目的とはどんなものでしょうか。

仏教の宗派ランキング(教え)の基準

仏教の目的は、宗派にかかわらず、生死解脱しょうじげだつです。
生死解脱というのは、苦しみを離れることです。

これらの宗派を、
まず「苦しみから離れられる対象」、
つまり誰が苦しみから離れられるのかという視点で見ると、
1.すべての人
2.修行ができる人だけ
の2種類に分かれます。

すべての人を対象としているのは、
浄土真宗浄土宗
必ず出家して修行が必要なのは、
天台宗真言宗禅宗華厳宗法相宗です。

さらに、その2つのグループを
「いつ苦しみから離れられるのか」という視点で分類すると、
1.生きている時に救われる
2.死なねば助からない
という2通りに分かれます。

図にすると以下のようになります。

対象\いつ 生きている時 死んでから
すべての人 浄土真宗 浄土宗
修行できる人だけ 天台宗
真言宗
禅宗
華厳宗
法相宗

教えを基準とするランキングで6位だった法相宗は、この表で、一番右下にあります。
法相宗の教えは、仏教の基礎として、昔はほとんどの僧侶が学んでいましたが、場合、
救われるためには、
3阿僧祇劫の長きにわたって厳しい修行をしなければなりません。
1劫は4億3200万年、阿僧祇は10の56乗ですから、
想像もできない長期間です。
私たちの人生はわずか80年か100年程度ですので、
教えの通りの難行苦行ができた人は、
死んでから救われることになります。

次に、ランキング3位だった天台宗真言宗禅宗華厳宗は、
左下にあります。
それらの宗派は必ず出家が必要です。
ですが、出家してそれぞれの方法論に従って厳しい修行を実践すれば、
それぞれ教えの通り修行ができた人は、理論上は生きているときに
仏のさとりを得て、苦しみから離れることができると教えられています。
ただ、それができた人はまだいません。

ちょうど、地上600mを超える
東京スカイツリーによじのぼれば、
理論的には東京を一望できるのですが、
その方法で、東京を一望できた人がいないようなものです。

(実際、これらの宗派の難行苦行をするより、
スカイツリーによじのぼるほうがはるかに簡単です)

そのため、
釈迦の前に仏なし、釈迦の後に仏なし
と言われます。
地球上で仏のさとりに到達したのはお釈迦さまただ一人ということです。

では、ランキング2位の浄土宗はどうかというと、出家をする必要はありません。
どんな人でも、死んだら極楽へ往ける可能性があります。
ですが、死んで極楽往生するには、
以下の3つの条件を満たさなければなりません。

1.毎日数万回レベルの念仏を称える
2.臨終に心を乱さない
3.臨終に阿弥陀仏の来迎にあう

この条件が満たせた場合に限り、
死ねば浄土往生ができます。
できそうでしょうか?

できたとしても、
死ぬまで助かるかどうか分かりませんから、
死ぬまで不安はなくなりません。

ランキング1位の浄土真宗は、出家も難行苦行は必要なく、
どんな人も聞く一つで、
生きているときに浄土往生が決定した身に救われます。

このようなことから考えると、教えのランキングも
人数のランキングも同じような順位になっていることが
分かります。

浄土真宗の教えについては、こちらの記事もご覧ください。
浄土真宗の教えとお経・悪人を瞬時に救う究極の救済力の秘密

この仏教の宗派ランキングは実際本当なの?

では、この宗派のランキング通り、
生きているときに救われるのは、
浄土真宗の人ばかりなのでしょうか。

仏教の教えによって救われたと喜んでいる人を
妙好人みょうこうにん」といわれますが、
妙好人」を研究した宗教哲学者の柳宗悦さんは、
このように言っています。

名も知れない片田舎に名も知れない妙好人が、あちらこちらに今も現れてくるのである。
真宗のみがもつ不思議な力であるといわねばならぬ。

真宗のみ」ということは、他の宗派にはないのかというと、さらにこのようにも言っています。

もとより妙好人は仏教各宗派に現れるはずであるが、なぜか真宗系の仏徒から圧倒的にたくさん現れてくるのである。
これには必ずや何か、はっきりした原因があるに違いないと思える。

このように、普通に考えたらどの宗派からも、
救われたという人が現れていいはずなのに、
救いを喜んでいる人が、浄土真宗系の仏教徒から圧倒的にたくさん現れる。
なぜだろう?その原因は分からない
と宗教哲学者の柳宗悦さんは言っています。
ですが、これまで見てきた教えの特徴を考えると、
その原因はご理解頂けると思います。

仏教宗派ランキング1位の宗派から学ぶこと

今回は、仏教の宗派ランキング(格付け)を紹介して、どの宗派がオススメなのかを解説しました。
ランキングの基準は、宗派の教えに基づき、どの宗派が最もお釈迦さまの真意に近いかどうかで説明しています。

仏教の目的は生死解脱です。
その意味からすれば、最も仏教の目的にかなっているのは、どんな人も、生きている時に救われる、浄土真宗です。

では、浄土真宗で、生きているときに苦しみから離れるために、
苦しみの根本原因をどのように教えられているか、
どうすればいいのか、電子書籍にまとめました。
以下のメール講座でもらえますので、ぜひ見てみてください。

この記事を書いた人

長南瑞生

長南瑞生

仏教が好きで、東大教養学部で量子統計力学を学んだものの卒業後は仏道へ。仏教を学ぶほど、本当の仏教の教えが一般に知られていないことに驚き、何とかみなさんに知って頂こうと失敗ばかり10年。やがてインターネットの技術を導入して日本仏教アソシエーション(株)を設立。著書2冊。科学的な知見をふまえ、執筆や講演を通して、伝統的な本物の仏教を分かりやすく伝えようと奮戦している。

仏教界では先駆的にインターネットに進出し、通信講座受講者3千人、メルマガ読者5万人。ツイッター(@M_Osanami)、ユーチューブ(長南瑞生公式チャンネル)で情報発信中。メールマガジンはこちらから講読可能

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