仏教行事に混ざり込む迷信と本当の意味
仏教では色々な行事があり、これを「仏事(ぶつじ)」といいます。
「仏教の行事」の最初の「仏」と最後の「事」をとって「仏事」です。
ほとんどの人が、日常生活の中で仏教にふれるのは、
葬式や法事、お盆やお彼岸などの仏事ですから、
仏事が仏教にふれるはじめになることがほとんどです。
ところが、この仏事には、もともと仏教の教えにないものが
歴史的に多く混ざり込んできており、現在では、
9割以上は仏教の教えと関係のないことが行われ、
多くの迷信が入り込んでいる状態です。
それをみんなが
「仏教というものはこういうものだろう」
と信じてしまっては大変です。
仏教やその他の宗教について、みんながあまり知識がないのをいいことに、
お葬式や戒名、お墓や霊園で、何十万、何百万という
大きなお金を持って行こうという関係者がたくさんいます。
そうやって、意味も分からず、ただ習慣的に
大きなお金をかけて仏事が行われるばかりで、
みんなが仏教を嫌いになって、仏教はすたれていく一方です。
せっかくの仏教の行事ですので、正しい意味を知り、
正しい心がけでのぞめは、仏教の教えにかない、
有意義なものもたくさんあります。
そんな仏教の行事に、どんな意味があるのか、
ということについて解説していきたいと思います。
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この記事を書いた人
![長南瑞生](../images/osanami.jpg)
長南瑞生
日本仏教学院 学院長
東京大学教養学部卒業
大学では量子統計力学を学び、卒業後は仏道へ。仏教を学ぶほど、その底知れない深さと、本当の仏教の教えが一般に知られていないことに驚き、何とか一人でも多くの人に本物を知って頂こうと、失敗ばかり10年。インターネットの技術を導入して日本仏教学院を設立。著書2冊。科学的な知見をふまえ、執筆や講演を通して、伝統的な本物の仏教を分かりやすく伝えようと奮戦している。
仏教界では先駆的にインターネットに進出し、通信講座受講者3千人、メルマガ読者5万人。ツイッター(@M_Osanami)、ユーチューブ(長南瑞生公式チャンネル)で情報発信中。メールマガジンはこちらから講読可能。
著作
- 生きる意味109:5万部のベストセラー
- 不安が消えるたったひとつの方法(KADOKAWA出版)