仏教の学び方4種類の比較
仏教を学ぶ意味
仏教を学ぶ意味は、一般的に「より良く生きるため」といわれます。
生活の悩みを解決する、ビジネス問題を解決するヒントにする、どんな状況でも怒らない、戸惑わないような心にする、などです。
もう少し抽象的には「命の尊さに気づく」「自分自身を見つめ心のあり方を見つける」「自己を修養する」ためなどともいわれます。
しかし仏教を学ぶ意味を明確に、正確に知る必要があります。
仏教を学ぶ意味は
「人生の目的を知り、人生の目的を達成するため」です。
人はなぜ生まれたのか、
人はなぜ生きているのか、
苦しくても死んではいけない理由は何か。
この人生の目的に明確に答えられたのがブッダであり、
ブッダの教えは「人生の目的」なのです。
人生の目的についは、下記をご覧ください。
➾生きる目的(人生の目的)がない人へ、仏教の見つけ方
このような仏教を学ぶとき、どうしたらいいでしょうか。
仏教を学びたいときはどうしたらいいの?
仏教を学ぶことはすばらしいことです。
ところが仏教には、七千余巻というたくさんの経典があり、
宗派もたくさんに分かれています。
仏教は何かすごそうだから学びたいと思っても、
どこから学んでいいか、
初めてのときには、全く分からないと思います。
そこで、今回、仏教にはどんな学び方があるのか、
その長所と短所をまとめてみました。
仏教には、次の4つの学び方があります。
それぞれどんな特徴があるのでしょうか。
以下の一覧表で比較してみました。
仏教の学び方一覧
方法 | 長所 | 短所 |
---|---|---|
お寺の法話 | 伝統がある。 イメージが仏教らしい。 |
現在はほとんど開かれていない。 内容が仏教の話ではなくお坊さんの 家族の話など、世間話の場合あり(笑)。 |
仏教の大学の講座 | 内容に学問的根拠がある (ことが多い)。 |
人生と関係のない学術的な内容が多い。 講義が学生向けで一般には難しい。 入学するとなると学費が高い。 卒業まで時間がかかる。 |
仏教の本 | 手軽で安い。 | 選択肢が多く、どれを選べばいいか分からない。 初心者向けの本は間違いが多い。 専門書は根拠はあるが初心者には難しい。 |
ネット検索 | 一番手軽。 | 誰でも書けるので間違いが多く、質が低い。 信頼性が低い。 |
あなたの目的にあった仏教の学び方はありましたか?
こうして比較してみると、どれも一長一短があって、
人生に関係のある仏教の教えを
分かりやすく学べる方法がなかなかありません。
仏教を体系的に学ぶ方法
最近では、YouTubeでも仏教の話がされていますが、
断片的な情報になり、体系的に学べるものはほとんどありません。
また本やネットを見ても「仏の教え」ではなく、
仏像の話がメインのこともあり、
肩透かしを食う経験をした人も多いでしょう。
仏教を体系的に学ぶには、
ブッダが仏教を説かれた目的から、
私たちにとってなぜ仏教が大切なのか、
1から順番に学んでいく必要があります。
そこで、仏教に教えられる苦しみから離れる方法について、
分かりやすいように、メール講座と電子書籍にまとめてみました。
いつまで配布できるか分かりませんので、
ご関心があれば今のうちに見ておいてください。
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この記事を書いた人
長南瑞生
日本仏教学院 学院長
東京大学教養学部卒業
大学では量子統計力学を学び、卒業後は仏道へ。仏教を学ぶほど、その底知れない深さと、本当の仏教の教えが一般に知られていないことに驚き、何とか1人でも多くの人に本物を知って頂こうと、失敗ばかり10年。たまたまインターネットの技術を導入して爆発的に伝えられるようになり、日本仏教学院を設立。科学的な知見をふまえ、執筆や講演を通して、伝統的な本物の仏教を分かりやすく伝えようと今も奮戦している。
仏教界では先駆的にインターネットに進出し、通信講座受講者4千人、メルマガ読者5万人。X(ツイッター)(@M_Osanami)、ユーチューブ(長南瑞生公式チャンネル)で情報発信中。メールマガジンはこちらから講読可能。
著作
- 生きる意味109:5万部のベストセラー
- 不安が消えるたったひとつの方法(KADOKAWA出版)