海外の反応

仏教は2600年前にインドで説かれ、それから中国、日本へと伝えられました。
ところが近代になると、キリスト教圏のヨーロッパでも仏教が知られるようになっています。
今では欧米には何千もの禅宗の道場やチベット仏教の僧院があって、何百万人ものヨーロッパ人やアメリカ人が禅の修行瞑想をしています。
仏教は海外でどんな反響を起こしているのか、有名な人々の証言を聞いてみましょう。

ハリウッド映画スター

ハリウッドでは、仏教が大人気です。

1989年にノーベル平和賞を受賞したダライ・ラマ14世がメディアに熱狂を巻き起こしました。
1993年には、お釈迦さまをテーマにして『リトル・ブッダ』という映画が作られ、
1998年にも、チベットについての映画が作られています。

まずは『リトル・ブッダ』で主役だったキアヌ・リーブスです。

キアヌ・リーブス

キアヌ・リーブスは、『スピード』で大ヒットし、
マトリックス』などにも出ています。
リトル・ブッダ』ではお釈迦さまであるシッダルタ役でした。
こう言っています。

私が仏教から学んだ多くの事は、人間であり、感覚の理解、諸行無常
その人と、その人がどこから来たのかを理解することだ。
(キアヌ・リーブス(出典:"Illuminati Healing and Developing the Mind"))

キアヌ・リーブスは仏教徒であることも有名です。

そして、アメリカに仏教が広まっているのには、リチャード・ギアの影響も大きなものがあります。

リチャード・ギア

日本好きとして知られているリチャード・ギアは、
マサチューセッツ大学で哲学を学んでいましたが、中退し、
映画俳優になりました。

元首相の小泉純一郎氏と顔が似ていると言われています。
日本の『シャルウィーダンス?』のリメイク、
忠犬ハチ公を元にした『HACHI 約束の犬』に 出演しています。
熱心な仏教徒で、こう言っています。

私の20代前半の人生は意味をなさなかった。
それまでたくさんの哲学的でスピリチュアルなシステムを試していた。
そして、仏教のアプローチにすごい親近感を感じた。
その理由で大きいのは、
仏教は、心の状態や、私自身と世界の経験の状態について
私に責任を残しているからだと思う。
そしてそれら全部を変化させるとてもシステマティックなアプローチ。
──心や精神を変え、したがって外側の世界も変える。
(リチャード・ギア(出典:"Illuminati Healing and Developing the Mind"))

ユマ・サーマン

10代でデビューし、ルイ・ヴィトンのモデルもつとめた神秘的で魅惑的なハリウッドの女優、ユマ・サーマンはこう言います。

私は自己の理解や、世界の見方について、主に仏教に影響を受けました。
(ユマ・サーマン(出典:"Girl Seeks Bliss"))

仏教による自己理解については、以下の記事で詳しく解説してあります。

自分探しの意味と方法(汝自身を知れ)

ブラッド・ピット

アカデミー賞に俳優として3度ノミネートされ、
元大統領のオバマの遠い親戚であるブラッド・ピットは、
こう言っています。

ブラッド・ピットブラッド・ピット

ハリウッドではたくさんの人が、仏教徒になっている。
アメリカの至上命令である”金持ちになって有名になれ”
では幸せにはなれない。

(ブラッド・ピット(出典:"Illuminati Healing and Developing the Mind"))

世界最強スポーツ選手

海外のトップレベルのアスリートの間でも仏教は人気です。

タイガー・ウッズ

小さい頃からゴルフに生涯をかけ、
生涯獲得賞金額100億円を突破した
史上最強のプロゴルファーも、
仏教によるところが大きくあります。

タイガー・ウッズタイガー・ウッズ

仏教は、ボクの人生で大きな役割を果たしている。
若い頃には持たなかった内なる平和と穏やかさを与えてくれた。
それは仏教を教えてくれた母さんのおかげだ。
でも毎日のように仏教の実践をしているわけではない。
やりたいと思ったときだけだ。
自分が弱っていると感じたとき、それが、ボクがいつも仏教を実践するときだ。

(タイガー・ウッズ(出典:"Illuminati Healing and Developing the Mind"))

タイガー・ウッズのお母さんは仏教の盛んなタイの人で、タイガー・ウッズに仏教を教えてくれたのです。

マイケル・ジョーダン

15年の選手生活で、数々のNBA歴代1位の記録を樹立した
史上最強のバスケットボール選手。
バスケットボールの神様と言われるマイケル・ジョーダンも、
こう言います。

マイケル・ジョーダンマイケル・ジョーダン

私は少し仏教を使おうと決めたものだ。
リラックスして、フラストレーションを抱えている代わりに、
ただ微笑んでそれを流れるままにし、
思考を集中しただけで、
私のフラストレーションはまったく違う形になった。

(マイケル・ジョーダン(出典:"Illuminati Healing and Developing the Mind"))

トップクラスのビジネスマン

仏教はビジネスの世界でも注目されています。
仏教から発祥したマインドフルネス瞑想などは、グーグルやアップル、ゴールドマンサックスなどの一流企業でも取り入れられています。
また、個人的にも仏教を勉強している人がたくさんあります。

フィリップ・コトラー

ビジネスの世界にも仏教は影響を与えています。
例えば、経営学者のフィリップ・コトラーも、
コトラーのマーケティングコンセプト』という本に、
自分の方法は仏教の影響を受けていると公言し、このように言っています。

「すべては変化する」――この世で唯一変化しないのは、このことだけである。
(フィリップ・コトラー『コトラーのマーケティング・コンセプト』)

これは、諸行無常ということです。
一切は続かない。
これは仏教でしか説かれない、仏教の特徴の一つです。
すべては続かない中でも、人生で最も大きな影響があるのは、自分の人生が続かないことです。
それについては次にスティーブ・ジョブズが言っています。

スティーブ・ジョブズ

スマートフォンやマックを創って世界を変えたアップルの創業者、スティーブ・ジョブズは、若い頃から仏教を学んでいました。
スタンフォード大学の卒業式で、このような言葉を卒業生たちに贈りました。

人生を左右する分かれ道を選ぶとき、一番頼りになるのは、いつかは死ぬ身だと知っていることだと思います。
ほとんどのことが──周囲の期待、プライド、ばつの悪い思いや失敗の恐怖など──そういうものがすべて、死に直面するとどこかに行ってしまい、本当に大事なことだけが残るからです。
(スティーブ・ジョブズ)

そのように心がけて人生を生きてきたのですが、それが不徹底だったのか、臨終にはこのような言葉を残したと言われます。
まったくお釈迦さまの教えられている通りです。

私は、ビジネスの世界で、成功の頂点に達した。
皆さんの目には、私の人生は成功の典型だろう。
しかし、仕事を別にすれば喜びの少ない人生だった。
人生の最期には、富など私が習慣としてきた人生の、単なる事実でしかない。
病気でベッドに寝ている今、これまでの人生全体が走馬灯のように脳裏によぎる。
今まですごく誇りに思っていた評価も富も、迫り来る死を目前にすると色あせて何の意味もない。
(スティーブ・ジョブズ)

マーク・ザッカーバーグ

フェイスブックを作ったマーク・ザッカーバーグは、自分のフェイスブックアカウントの投稿に、こう投稿しています。

仏教はびっくりするほどすばらしい宗教であり哲学だ。
ぼくも少しずつ学んできた。
これからも仏教の教えをもっと深く理解したいと思う。
(マーク・ザッカーバーグ)

マーク・ザッカーバーグは、ハーバード大学の卒業式で、生きる目的が本当の幸せを作るとスピーチしました。
そして、自分が生きる目的を持つだけでは不十分で、誰もが持てるようにしないといけないと言っています。
これもまったくその通りで、仏教の教えにかなうことです。

歴史に名を残す知識人

翻訳の問題があり、正しい仏教の教えは分からないと思いますが、
仏教の教えの片鱗に触れ、ヨーロッパの知識人たちは、
どんなことを言っているでしょうか。

ニーチェ

という概念を取り払った哲学を始め、その後の哲学や文学に多大な影響を与えた19世紀のドイツの哲学者、ニーチェは次のように言っています。

ニーチェニーチェ

仏教はキリスト教に比べれば、100倍くらい現実的です。
(ニーチェ『キリスト教は邪教です』)

ちなみに仏教とキリスト教の違いについては、以下で詳しく解説してあります。
キリスト教と仏教の7つの違い

ニーチェニーチェ

仏教は、歴史的に見て、ただ一つのきちんと論理的に
ものを考える宗教と言っていいでしょう。

(ニーチェ『キリスト教は邪教です』)

H.G.ウェルズ

タイムマシン』や『透明人間』などの作品で有名なイギリスの作家で、
歴史家としても世界の文化史全12巻を著したH.G.ウェルズは、
仏教は、現代の思想と調和する、世界史上もっとも深遠な教えであることに
比較的早い段階で気づいています。

H.G.ウェルズH.G.ウェルズ

仏教の根本教義は、これをその源泉なる原文について研究して見れば明らかなる如く、
決して難解渋晦なものではなくて、いかにも明瞭であり単純であり、
しかして現代思想と完全に調和と密接な適合を示す。
これを世界開びゃく以来最も深遠透徹な智性の人の
創造物と讃嘆することには誰にも異存がない。

(HGウェルズ『世界文化史大系』第3巻)

アルベルト・シュヴァイツァー

世界をよくするための倫理的な思想を展開し、アフリカでの医療に生涯を捧げ、ノーベル賞を受賞したアルベルト・シュヴァイツァーは、仏教を研究してこのように言っています。

ブッダは内なる完全性の倫理の提唱者となった。
永遠に続く価値の真理への表現を与え、インドだけでなく、人類の倫理を進展させた。
ブッダは、世界の授けた偉大な倫理的天才の一人である。
(アルベルト・シュヴァイツァー『Indian thought and its development』)

エーリッヒ・フロム

ドイツの社会心理学者エーリッヒ・フロムも仏教を学び、こう言っています。

仏教は理性や現実性、現代まで人間が達成した業績に矛盾することがない。
皮肉なことに、東洋の宗教は、西洋の宗教以上に西洋の合理的な思想によくなじむことが判明している。

それというのも、仏教は因果律に立脚しているからです。
これを因果の道理といいます。
因果の道理については、以下の記事で詳しく解説してあります。

因果応報の意味とは。恋愛における実話と運命の法則

ユング

深層心理を研究し、ユング心理学を打ち立てたスイスの心理学者、
カール・グスタフ・ユングも、
お釈迦さまを「全世界にとって精神的な先駆者」といい、
また、このようにも言っています。

ユングユング

比較宗教学の研究家として、
 仏教はこれまで世界の見た最も完璧な宗教であると確信する。

(ユング(出典:"Guide Through the Abhidhamma Pitaka"))

アーノルド・トインビー

文明の興亡の観点から『歴史の研究』全25巻を著し、
20世紀最大の歴史家の一人といわれる、
イギリスのアーノルド・J・トインビーも、
仏教の重要性をこのように言っています。

仏教と西洋の出会いは、20世紀のもっとも有意義な出来事である。
(アーノルド・トインビー・引用:『仏教と西洋の出会い』)

フッサール

「今・ここ」という視点からあらゆることを説明しようとする現象学を創始し、20世紀の哲学に大きな影響を与えたオーストリアの哲学者フッサールは、こう言います。

フッサールフッサール

仏教に匹敵するのは、ヨーロッパの文化の哲学と宗教の精神の最高の形のみである。
(フッサール)

マルティン・ハイデガー

20世紀最大の哲学者といわれるドイツのマルティン・ハイデガーは、
仏教を知ると、こう言って周囲を驚かせています。

もし私の理解が正しければ、
これは私がすべての著作の中で言おうと試みたことだ。
(マルティン・ハイデガー・引用:『仏教と西洋の出会い』)

普通なら「きっとこんなものだろう
と仏教を自分に理解できる程度に低めてしまう人がほとんどですが、
ハイデガーの場合は、仏教に対して
もし私の理解が正しければ」と前置きする所も、
謙虚な人間性がうかがえます。

このような深さもしれない深い教えを、
そう簡単に自分が理解できるはずがないと、
仏教のすごさすばらしさを見抜いていたのだと思います。

バートランド・ラッセル

イギリスのノーベル賞哲学者、ラッセルは宗教に対しては手厳しいことで有名ですが、仏教に対してはこう言います。

ラッセルラッセル

今日の宗教では、仏教がベストだ。その教えは、深遠で、おおよそ合理的である。
(バートランド・ラッセル『Russell on Religion』)

また、その仏教のすばらしさについては、さらに詳しくこのように言っています。

ラッセルラッセル

仏教は、思索と科学の組み合わさった哲学である。
それは、科学的な方法を提唱し、合理的といえる最終的なものを追求する。
(中略)
仏教は、計測機器の限界から科学が取り扱えない領域へ連れて行ってくれる。

(バートランド・ラッセル)

科学は確かに強力な手段ですが、取り扱える領域は限られています。
科学の対象外のことは、科学に頼っている限り、分かりません。
お釈迦さまはすでに2600年前に、科学と両立する合理性をもって、科学では知り得ない領域を教えられているのです。

アルバート・アインシュタイン

科学の世界では、現代物理学の一つの柱である相対性理論を
たった一人で構築し、20世紀最大の天才科学者と言われる
アインシュタインも、仏教に大きな期待を寄せています。

アインシュタインアインシュタイン

仏教は、近代科学と両立可能な唯一の宗教である。
(アインシュタイン・引用:『仏教と西洋の出会い』)

アインシュタインはさらにはこんなことまで言っています。

アインシュタインアインシュタイン

現代科学に欠けているものを埋め合わせてくれる
宗教があるとすれば、それは仏教です。

(アインシュタイン)

このように、ヨーロッパの知識人たちからたたえられ、
人類の到達したもっとも偉大な教えといわれる仏教に、
科学では分からない、人間に生まれた目的である、
色あせることのない、本当の幸福が教えられています

その、どんな人も本当の幸せになれる仏教の教えは、
一言では述べられないので、メール講座と電子書籍で、
分かりやすく学べるようにまとめてあります。
ぜひ見てみてください。

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この記事を書いた人

長南瑞生

長南瑞生

仏教が好きで、東大教養学部で量子統計力学を学んだものの卒業後は仏道へ。仏教を学ぶほど、本当の仏教の教えが一般に知られていないことに驚き、何とかみなさんに知って頂こうと失敗ばかり10年。やがてインターネットの技術を導入して日本仏教アソシエーション(株)を設立。著書2冊。科学的な知見をふまえ、執筆や講演を通して、伝統的な本物の仏教を分かりやすく伝えようと奮戦している。

仏教界では先駆的にインターネットに進出し、通信講座受講者3千人、メルマガ読者5万人。ツイッター(@M_Osanami)、ユーチューブ(長南瑞生公式チャンネル)で情報発信中。メールマガジンはこちらから講読可能

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