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生きる意味を、知ろう。

子孫を残すために生きる?

子孫を残すために生きる」と思っている人は多くあります。
あなたも思ったことがあるかもしれません。

ところが、そういう人の人生を
禅宗僧侶一休はこのように詠んでいます。

一休一休

食て寝て起きて 糞たれて 子は親となる 子は親となる
(一休)

食べたり出したり台所とトイレの往復を繰り返し、
寝たり起きたり、布団の上げ下ろしで、毎日が過ぎてゆく。
毎日同じことを繰り返しているうちに、子供は親となり、
その子供がまた親となり、自分は死んでしまうということです。

もしあなたの人生が、同じことの繰り返しで子供を残すためだけの人生ならば、
一体何のために生きるのでしょうか。

イギリスの進化生物学者リチャード・ドーキンスが主張したように、
あなたは遺伝子を運ぶ乗り物であり、

自分の遺伝子全体にとって都合のよいことなら何でも見境なく行うようにプログラムされた、利己的な機械

に過ぎないのでしょうか。

生きるには、働かなければなりません。
犬や猫は働かなくても生きています。
食て寝て起きての動物のような生活をし、子供を残すだけならば、
動物の方がまだマシな人生です。

ですが、ドーキンス自身がこのように言っています。

あらゆる生物の中で人間だけが、並外れて優秀な頭脳を持っているので、 遺伝子のいいなりにならずにすむのだ。

仏教の言葉に
人身受け難し、今すでに受く
という言葉があります。

人身」とは、私たち人間のことです。
人身受け難し、今すでに受く」とは
生まれ難い人間に生まれることができてよかった
という喜びの言葉です。

なぜそう言われるのかというと
人間に生まれなければ果たせない、貴い使命があるからです。

その尊い使命を知る鍵となる、仏教に説かれる苦悩の根元について、
電子書籍とメール講座にまとめておきました。
ぜひ一度見てみてください。

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この記事を書いた人

長南瑞生

長南瑞生

日本仏教学院 学院長
東京大学教養学部卒業
大学では量子統計力学を学び、卒業後は仏道へ。仏教を学ぶほど、その底知れない深さと、本当の仏教の教えが一般に知られていないことに驚き、何とか一人でも多くの人に本物を知って頂こうと、失敗ばかり10年。インターネットの技術を導入して日本仏教学院を設立。著書2冊。科学的な知見をふまえ、執筆や講演を通して、伝統的な本物の仏教を分かりやすく伝えようと奮戦している。

仏教界では先駆的にインターネットに進出し、通信講座受講者3千人、メルマガ読者5万人。ツイッター(@M_Osanami)、ユーチューブ(長南瑞生公式チャンネル)で情報発信中。メールマガジンはこちらから講読可能

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