精進(しょうじん)とは?

今回は、六度万行の4番目の「精進」についてです。

精進とは肉や魚を食べないこと?

精進」というと、精進料理を思い出して、
肉や魚を食べないことだと思っている人がたくさんあります。
しかし、字の意味から言ってもそんな意味はありません。
「精」を出して「進」むということです。
ですから「精進」とは、努力ということです。
英語でいえば「エフォート(effort)」
分かりやすい言葉でいいますと、
「努力する」
「がんばる」

ということです。

この「がんばる」の反対の言葉は
なまける」ということです。

なまけて努力しなければ、どうなるでしょうか?

努力する人・努力しない人の運命の違い

まかぬタネははえません。
因果の道理は、宇宙の真理ですから、タネは正直です。

努力した人と、努力しない人で、結果は同じになるでしょうか。

アルバイトならよく分かります。

1時間働いた人と
3時間働いた人と
10時間働いた人で
給料は同じでしょうか。

1日努力した人と
3日努力した人と
結果が同じはずがありません。

なまけてえられるのは、貧乏や恥ばかりです。

勉強でも仕事でも、何であれ、努力によって、
成し遂げることができるのです。

私も努力したことあります

「1年に2~3日精進しました。あとは、なまけてました」

それで、何が成し遂げられるでしょうか。
大体、生きてさえ行けないかもしれません。

段ボールの生活になってしまいます。

世の中で、何かを成し遂げている人で、
「あの人は才能があったからだ」とか、
「あの人は天才だ」とか、
色々言われますが、努力の積み重ねなしで
何かを成し遂げた人は一人もいません。

何かを成し遂げるには、必ず努力の積み重ねが必要です。

「努力」の、しかも、
積み重ね」が重要です。

どんなことであれ、努力の積み重ねから、
ものごとが成就するのです。

いつ努力すればいいの?

この努力精進というのは、日々これ好日、毎日が精進日です。
努力しないで、どうしてお金や財産、地位、名誉が手に入るでしょうか。

努力の積み重ねによって、手に入るのです。

精を出して、進む。
「これじゃいけない」
「これじゃいけない」
と、常に右肩上がりです。

昨日よりは今日、
今日よりは明日。
常に前進です。

1日生きたからには、昨日よりも、1ミリでも向上しましょう。
24時間、時間が進んでいるのです。

努力を続けるとどうなる?

昨日と今日、向上がないなんて、
せっかく生きていた甲斐がありません。

ところが努力を積み重ねれば、どんどん向上して行きます。

努力を1年365日続ける。
1年経ったら、大変な違いになってしまいます。

しかも、それを1年も続けたら、苦痛でなくなります。
怠けようと思っても、気持ちが悪くなってしまいます。

良い習慣を身につけるのは、時間がかかるのです。
でも1回習慣になってしまうと、
もう身に付いてしまいます。なかなか離れません。

努力の最大のポイント

努力の最大のポイントは、
「何に向かって努力するか」
ということです。

人の悪口を言う努力、とか、
人の物を盗む努力、とか、
生き物を殺す努力、といった悪に向かって努力したら、
悪因悪果、不幸や災難が引き起こされてしまいます。

お釈迦さまは、私たちが人間に生まれてきた目的を教えられ、
その本当の生きる目的に向かって努力しなさい、
と教えられています。

肉を食べてもいいのです。魚を食べてもいいのです。
好きなものを食べて、精をつけて、
仏教で教えられる本当の生きる目的に向かって努力しなさい

ということです。

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